吉野順平ガチ勢が原作をぶっ壊す話2

なんで食事中に取り調べ受けてるのボクら！！ ページ21

｢なぁ、柊Aっつったか？｣

『え、あ、はい』

｢お前淡々直入にきくが、吉野とどういう関係だ？｣


各テーブルに別れて旅館の食事を取る中、何故かボクと順平は

京都校メンバーと東京校メンバーで入れ替えられるように引き離され

今まさにボクは真希さんに尋問を受けている


｢それアタシにも教えてよね、見てる側としてはもどかしいったらありゃしないんだから｣

｢しゃけしゃけ｣

『どういう関係と言われてもなぁ…』


ボクが順平を好きで、告白に対する答え待ち……

これまでならそういえば良かったのかもしれない、だが

先程の露天風呂での1件が、その答えを否定する


｢まさかお前ら…今日の短時間でくっついたとか…｣

『いやいやいやそうじゃないっすよ！ただ説明がしにくくて！！』

｢ツナマヨ、こんぶ｣

『なんて言ってるかは分からないけど弄られてるのはわかる！』


2人にそう言ってボクは和風ハンバーグを頬張る

しかし、お風呂での順平の言葉は……あれは、つまりそういう事で

そういう事ということは……期待して、いいんだよね…？

でもやっぱり…

あの時は本当に止めて良かったと思う、ポニテ姿で頬が赤い順平くんに

もしもそれを言われていたら…


『はぁぁぁぁぁ……』

｢ツナツナ｣

『何言ってるかわかんないけど、慰めてくれてるのは分かる』

｢それ分かってないか？｣


〜一方その頃の京都校テーブル〜

順平side


｢あんたねぇ、好きならちゃっちゃとOKしちゃいなさいよ。告るより簡単でしょう？｣

｢そうだ！！師匠の告白を受けてOKしないなど言語道断！｣

｢東堂くん、うるさい｣

｢お、落ち着いてください皆さん、ほら…吉野さん困ってますから……｣


物凄く、食事がしずらい

京都校の人達に連れてかれたと思ったらこれだ

唯一三輪さんが宥めてれるのが救いと言ったところだろうか…


｢というか、実際のとこ好きなのよね？Aの事｣

｢…好き、だと思います……｣

｢ならなんでOKしないわけ？｣


多分これ、言わないといつまでも追求されるやつだ…

そう思った僕は、少しの間を置いてから

何とか言葉を絞り出した


｢……したんですよ、というか、しようとしたん…だけど……止められちゃって｣

｢待って、それいつの話？｣

｢つ、ついさっき…、その、僕が本気で伝えれるときでいいからって言ってくれて…｣


ボクの言葉に、何故かその場にいた人達が目元に手を当てていたのは今でも謎だ

今はまだダメだしダメだからダメなんだって！！→←妖艶奈想ノ人

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