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顔を上げたその先に天使が現れたような運命的再会 ページ15

Noside


『ちょっ、桃ちゃん…真衣ちゃん早ッ、足突っかかりそうになる…!』

「アンタと私達じゃ身長差あるしそうなるかもしれないわね、まぁ頑張りなさい」

『鬼畜だね?!』


京都内の大通りを、髪をセットし、服を着飾った端正な顔立ちの青年の腕を

可愛らしく小柄な少女と大人っぽく色気のある2人が掴んで走っていく

2人の手にはスマホが握られており、常に誰かと連絡を取っているようだ


「真衣ちゃん、三輪ちゃんによると新幹線着いたみたいだよ」

「なら急がなきゃじゃない、ほらA、スピードあげるわよ」

『待って待って!それはほんとに転びそうになる!!』


青年が悲鳴をあげる中、2人の少女は楽しげに足を動かした

一方駅では、そんな彼らとよく似た行動を取っていた組がもう1組居た


「釘崎さん…ちょっと待って…!伏黒くんもなんで止めてくれないの…!」

「いいから早くついてきなさいよ、しっかしあの馬鹿教師もたまにはいい事するわね、全身コーディネートさせた後に新幹線の手配なんて」

「まぁ、財力はあるからな」


ふんわりとしたカーディガンをシャツの上に羽織り、7分丈の緩いズボンをはいた少年と

都会らしい流行ファッションの品々に身を包んだ少女

Tシャツにジーンズというラフな格好をしてスマホを片手に歩く少年が

京都の駅から小走りで出てくる

するとふと、3人の前に水色の髪をした少女が走りよった


「京都校の方達ですね!待ってましたよ!今こっちも向かってるみたいなのですぐに着くかと!」

「そっちもそっちで対応が早いわね」

「真衣ちゃん達張り切ってましたからね〜」

「あぁあの人…ま、今回だけは感謝してあげようかしら…」


茶髪の少女である釘崎野薔薇と、水色の髪の少女三輪霞がそんな会話をする中

スマホを見やる少年伏黒恵の隣で吉野順平はただたただ戸惑いを見せる


「さ、さっきからなんの話しして…」

「ちょっ…!本気でヤバいって!そろそろ踏んじゃいそうだから止まっ……」


順平が問いかけたその時、駅に先程のもう1組が到着する

腕を引かれていた青年は急に目の前の2人、西宮桃と禪院真依が止まったことに戸惑い

そのまま顔を上げたその先

お互いの視界にお互いが写った途端

流れたのは沈黙だった


『じゅん…ぺい…?え、なんでここに…』

「Aこそ……、でも、久しぶり」


順平がそう言って少しぎこちなく笑えば

Aもまた砕けたように微笑んだ


『うん、久しぶり。会いたかったよ』

それは期待していいのか?!いいんだよな!?→←着せ替え人形になったような気分



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紅丸(プロフ) - arnkm46561さん» リクエスト承りました!何件かリクエストが溜まり次第一気に書かせていただきます! (2021年3月9日 7時) (レス) id: c6adbfb1eb (このIDを非表示/違反報告)
arnkm46561(プロフ) - リクエスト失礼します! 一つ目 夢主くんの女体化&猫耳 が見たいです!無理なら構わないです!  (2021年3月9日 7時) (レス) id: 01b2c0f9b6 (このIDを非表示/違反報告)
垢なし - 自分も何週間前にありました!。吐きそうなくらい緊張しました!((おい。受験頑張ってください! (2021年3月4日 21時) (レス) id: 5f562d56d2 (このIDを非表示/違反報告)
うんうん - いってらっしゃい!です!私は来年ですが頑張ってください! (2021年3月4日 20時) (レス) id: 64517bd580 (このIDを非表示/違反報告)
武闘派インドア(笑)(プロフ) - 私もです!!お互いに頑張りましょうね!! (2021年3月4日 19時) (レス) id: a437784ea7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅丸 | 作成日時:2021年3月1日 20時

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