吉野順平ガチ勢が原作をぶっ壊す話【呪術廻戦】 (ページ35)

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ハイスペックもここまで来るとチートだな！ページ35

｢あはっ、生きてたんだ！心臓を1突きしたのにすごいや！｣

『次はお前の魂とやらを1突きしてあげるよ……クソ野郎』

窓を割って入った勢いのそのまま、かかと落としを決めようと足を振り下ろすも

悠仁くんの拘束を解くと同時に避けられた

そのまま宙で弧を描くようにして着地すると

横から震えた声が響いた

｢A……生きて…、なんで…｣

『そりゃあ…好きな子おいて死ねるわけないでしょ…それに、凪さんにも約束してきたからね、必ず生きて戻るって』

｢それって、母ちゃんが生きてるって事か？！｣

あの時玄関から凪さんが逃げ出す直前、彼女と約束を交わした

その上、順平も守ると宣言している

こんなところで易々と死んでたまるか…それに…

『ボク今、2日間くらい順平とイチャついてないんだよねぇ……だからすっげぇイラついてんの、わかる？ねぇ？わかれよ？？？』

｢変に刺激しちゃったかな？でもいいや…君となら楽しめそうだよ…柊A！！｣

真人がそう言って体を変形させる

順平と悠仁が固まる中、ボクはただ静かに真人を見遣った

『先に言うよ、お前は負けるよ。ここで』

｢A！！！｣

｢A避けろ！！｣

ドクン、ドクンと、心音に似た音が耳に響く

奴の言う魂が、ボクで言うこの音ならば…

【鎮魂響歌術式】

｢な……ッ…？！｣

『お前みたいなクソに、ボクからの鎮魂歌(レクイエム)をあげるよ。感謝しろ』

途端、伸びた真人の腕が爆散し、血が辺りに飛び散った

動揺するその様を確認すると同時に地面を蹴り、順平を抱きかかえて叫ぶ

『悠仁くん！ボクは一旦引く！暫くは任せた！！』

｢わーってる！！順平は頼んだ！！｣

｢ちょっ、A！？虎杖くん？！｣

階段をいちいち降りている時間が惜しいため、窓を開けてそこから飛び降りる

目指すのは高校の外、しかし帳を破壊しないことには入る事は出来ても出ることが出来ない

｢A、僕…何がなんだかわからないんだけど、虎杖くん1人じゃ…｣

『彼なら大丈夫だよ、悔しいけどね…』

片手を帳に触れさせてその波長を音で聞きわける、これは真人が貼ったものだ

ならば…帳に流れる波長を崩せば壊せる

それが、ボクの術式

対象の存在感を波長として読み取り、それを操作することにより

対象を触れずに破壊したり、自身を強化したり、傷を治すことが出来る

言わば真人の術式の、上位互換だ