転生したいって叫んだら転生するとかまじっすか ページ2
『うぉああああああああ?!?!生きてるゥゥ?!?!手足頭ついてるよねぇええッ?!』
バッと勢いよく状態を起こすと同時にそう叫ぶ
それはほんの数秒前の事、推しが氏んだ事による悲しみから
イケメンに転生させてくれなんて口走った次の瞬間
暴走したトラックに突っ込まれて一瞬意識が飛んだのだ
そりゃあ誰だって発狂するだろう
『はぁぁぁぁ……推しを失った悲しみが大きすぎてついに幻覚まで見るようになったのか…てかなんか声低くね…?んン"ッ』
少々声に違和感があるもののとりあえず生きているなら大丈夫だろう
そう思い立ち上がった時、普段よりも視点がかなり高いことに気がつく
『え、なにこれ、てか何処ここ。クソラノベの転生シーンかてあははは……はは…は…』
来ている衣類はパーカーに白シャツ、靴はスニーカー、ボクはさっきまで制服姿だったはずだ
その上少し目にかかる髪は明らかに黒髪ではない色素の薄い色
低い声、高くなった視点
それはまるで、まるで…
『高身長ハイスペック男子に転生しちまった……やべぇ、やべぇよ……』
いやしかし目に映る景色は異世界っぽくはない普通の街並み
近くに川があること以外は別に普通の街の中って感じだ
だが明らかにボクの家の近所って感じではない
ポケットに入っていたスマホと断片的なこの体の記憶を繋げ合わし
状況を把握していようとしていたその時
それは、運命の出会いのような
本当に突然の出会いで、それがボクを状況の確信へと引き寄せた
『あ…ッの!!!君ちょっと待って…!』
「うわッ?!……え、な…んですか?」
片側だけ目を隠すように下ろされた前髪
オドオドとした口ぶり
それは正しく……そう、正しく…
『えっと……君、その怪我、大丈夫?』
「だっ、大丈夫…ですから…!」
『殴られた跡みたいだね、喧嘩でもした?…とりあえず、手当くらいさせてよ』
「ちょっ!」
吉野順平、ボクの推しだ
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紅丸(プロフ) - つなまよT2(旧ちょこばなな)さん» ひぇ、マジで来ていらっしゃるこんな駄作読みに来てくれてありがとぅぅぅ (2021年7月27日 23時) (レス) id: e4c9b10277 (このIDを非表示/違反報告)
つなまよT2(旧ちょこばなな)(プロフ) - ななちゃん好き!!!!こ○はだよ!! (2021年7月24日 21時) (レス) id: b8726aa5c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - 好きです…←← (2021年5月5日 1時) (レス) id: ce721a0333 (このIDを非表示/違反報告)
おしゃけ - このような神作を作って下さってありがとうございます。愛してm(((すみません、きもかったす。 (2021年3月9日 22時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
紅丸(プロフ) - フーパさん» ガチ勢だからこそ出来る至難の業ですね……() (2021年3月2日 4時) (レス) id: c6adbfb1eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅丸 | 作成日時:2021年2月26日 20時