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Hokutoside
『そろそろ戻ろうか』
「うん」
Aの膝にかかってるブランケットを整えて
ゆっくり車イスを動かして病室へ向かう
「私、あとどのぐらい生きられるのかな」
『え？』
「私、あとどのぐらい北斗くんといれるかな」
『A…』
震えた声で話す彼女は言葉を止めることはなかった
「もっと北斗くんと一緒にいたい」
『…』
「私死にたくないよ」
『A…』
病室に入った途端何かの糸がぷつんと切れたように
Aの目からは涙があふれていた
「私死にたくないよ、まだ18だよ、私まだ死にたくないよ」
『A、落ち着いて』
「なんで私なの」
『…』
「もう嫌っ」
初めてこんなに感情的になってるAを見た
頭を抱えて大声をあげて泣いているそばで俺はひたすら背中をさすってあげることしかできなかった、そのAの悲痛な叫びに大丈夫と声をかけることなんてできなくて
ただ隣にしゃがんで名前を呼ぶことしかできなかった
「死にたくない…やだ…」
『A…』
「やだよ、北斗くん」
『A…』
そのまま二人で静かに泣き続けることしかできなかった
.
.
.
神様
.
ずっと一緒にいたいと
.
.
そばにいたいと
.
.
そう願うことも贅沢なのでしょうか
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STPSN(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!!!!!!!感動して、何回泣いたのか分からないぐらい泣きました。とっても素敵なお話でした。他の作品も愛読させて頂いてます！切ない系、感動系なども大好きなので、どの作品も更新頑張ってくださいね！ (2020年8月17日 11時) (
レス) id: 543996cbf7 (このIDを非表示/違反報告)
riyo.(プロフ) - 雛樹さん» コメントありがとうございます！泣いていただけて嬉しいです…他作品もよければご覧ください、応援ありがとうございます。 (2020年8月16日 20時) (レス) id: 0f15e462f2 (このIDを非表示/違反報告)
riyo.(プロフ) - ゆゆさん» コメントありがとうございます！前作も読んでいただきありがとうございます…次の新作もよろしければご覧ください！ (2020年8月16日 20時) (レス) id: 0f15e462f2 (このIDを非表示/違反報告)
riyo.(プロフ) - みゅんさん» コメントありがとうございます！こんな作品に涙を流していただいて感激です…ありがとうございます！他作品の執筆も無理しない程度に頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年8月16日 20時) (レス) id: 0f15e462f2 (このIDを非表示/違反報告)
riyo.(プロフ) - kaka4570aさん» コメントありがとうございます！感動していただけて嬉しいです…（泣）他作品もよろしくお願いします…！ (2020年8月16日 20時) (レス) id: 0f15e462f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haku
| 作成日時：2020年8月8日 15時
