~tre~ ページ4
間髪入れずに言ったせいか返事をしてくれない。
「あ、あの〜。私の名前は、A・ノジェイス・ローレンです」
『いいや。A・ノジェイス・レイブンクローじゃ』
「いやだから、A・ノジェイス・ローレン」
『A・ノジェイス・レイブンクロー』
「A・ノジェイス・ローレン」
私がなかなか頑固なせいか黙ってしまった。
「…というかどちら様でしょうか？」
てか、何で炎が喋れるの。
冷静になった今だからこそ色々な不思議体験に鳥肌が立ち始める。
『儂は、アルバス・ダンブルドアじゃ』
腕を組んで名前に覚えがあるか思い出してみるがちっとも覚えがない。
「不審者」
ダ「まぁ、話を聞くんじゃ」
「聞きたいんですけど頭がもう一杯なんですけど」
ダ「履歴書は、拝見した」
「履歴書…履歴書……え！？」
ダ「一度、面接に来てみぬか？」
「アルバスさんは、面接官の方なのでしょうか」
ダ「そんなもんじゃな」
「本当にあの額のお給料が貰えるんです？」
ダ「少なかったかの？」
「す、少なくないですよ！」
勢い余って炎に顔を近づけてしまい火傷しそうになる。
「あちち。それで面接の場所は、何処なんでしょうか？」
ダ「それならこちらから迎えを行かせるから大人しく部屋で待っているといい」
「分かりました」
ダ「では、無事に着くことを祈っとる」
綺麗な火の粉が高く上がると炎は消えた。
「どうせこんなの夢なんでしょ〜」
再びベットにダイブする。
あんな炎から人の顔が浮かびあがるなんてありえないんだから。
魔法使いじゃあるまいし。
「……魔法使い？」
慌ててベットから降りて部屋の隅に置いてあるチェストの一番下の引き出しを開けた。
奥の奥に仕舞ってあるお菓子の缶を取り出す。
18歳の誕生日にシスターがくれた。
確か中には、分厚い本が入っていたはず。
少し埃が被っている蓋を手の平で触る。
埃の下から顔を出した模様。
「ハニーデュークス？」
見た事も聞いた事も無いお菓子屋の名前と色とりどりのお菓子の絵。
蓋を開けようとすると同時に部屋の扉が四回叩かれた。
お菓子の缶を持ちながら扉の前に行き、鍵を開けてドアノブを引く。
目つきは鋭く私よりも身長は高く全身真っ黒な男性が立っていた。
その立ち振る舞いは、まるで蝙蝠。
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ぷぷぷ - ダンブルドアって書かないのはあえてなのかな (8月22日 8時) (
レス) @page10 id: 5bee2b7465 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - フォールさん» フォール様初めまして！コメントありがとうございます！面白いと言っていただけてとても嬉しいです。なかなか更新は出来ませんが生一杯頑張りますので完結まで長いと思いますがよろしくお願いします。 (2023年1月23日 21時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - めっちゃおもしろいです！どんな展開になるのか続きが楽しみです！！応援してます！ (2023年1月23日 20時) (レス) @page24 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - 箱さん» 箱様、初めましてアルマジロです。コメントありがとうございます。箱様の素敵なコメントに凄く嬉しくて飛び跳ねそうです。これからも子の作品をよろしくお願いします。 (2023年1月18日 18時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月17日 21時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2023年1月10日 23時
