愛は空から 【ヒロアカ】

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私がどれだけ眠っていたか分からない。

よく分からない部屋の中に落ちるのは私の血なのか。

重たいドアが開く音。

入って来たのはきっと異能解放軍の下っ端だ。

A＞アンタらのボスは

口の中に溜まった血をそいつらに向かって吐く。

「誰がお前なんかに話すか！」

A＞何やら外が騒がしいが？

「うるせぇ！！ 黙っとけ！！」

バールで殴られる。

何も痛くない。

あの時 父に受けた傷の方が痛い。

A＞交渉をしようか

「はァ！？何言ってんだ！」

A＞お前らは私の駒になるかならないか

「なるわけねぇだろうが！！」

1人の方をチェスの駒に変える。

「な！！ 触れなきゃいいって」

A＞誰が決めた お前か？四ツ橋か？花畑か？気月か？近属か？

「・・・・要件はなんだ」

A＞いい子だ 今ここまでの話をしろ

「敵連合と異能解放軍がぶつかっている」

A＞義爛は

「一応生きてはいる」

A＞そう

「失せろ！！！化け物が！！」

再びバールで殴られる。

今の所 視界に入ったものを駒に出来るのは1人までか。

ここで記憶が消えた。

啓吾。

今 何してるの。

元気かな。





死柄木＞こんな所にいんのかよ

荼毘＞らしいぜ

トゥワ＞虚無ちゃん 俺の虚無ちゃん！ お前のじゃねぇ！

重たい扉を開けると2個のチェスが落ちて椅子に縛られて項垂れている虚無の姿。

荼毘＞こりゃ義爛よりも派手にやられてやがる

死柄木＞死んだか？

荼毘＞おい 起きろ

A＞っせーよ 生きとるわ

顔を上げるとツギハギだらけの荼毘の顔。

荼毘＞行くぞ トゥワイス 拘束外せ

トゥワイス＞なんで俺なんだよ！やるぜ！

A＞状況は

死柄木＞丸め込ませた

A＞流石 ゴホッ

吐血。

こりゃ体休めなきゃ死んでしまう。

A＞荼毘 肩かして

荼毘＞ほらよ

何故か横抱きにされる。

A＞血 付くけど

荼毘＞あぁ 臭い

A＞お前も焦げ臭い

眩しい太陽が照らす。

泥花市街戦再臨祭より1週間経過。

コン＞いやー雨降って地固まるとはこの事だね

荼毘＞何もしてなかっただろ

コン＞ハッハ 抜かせ ちゃんと逃げ回ってた

A＞荼毘 食べないの？

荼毘＞あァ 魚嫌いなんだ

トガ＞虚無ちゃん 生きてたんですね！ 捕まったと聞いて死んだかと思いました！

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