温度差 ページ26
Side you
《ん…………》
少し外が明るい気がして目が覚める。いつの間にか元の部屋。誰かが移動させてくてたのかな。
ht〈あ、おはよう〉
《！…………おは……？》
ht〈起きたときの挨拶だよ。まさかそんなのも知らないなんて……〉
顎に手を当てて考えるらんちゃん。おんなじベッドにいるから多分らんちゃんが運んで、一緒に寝たのかも。
ht〈ま、とりあえず、行こうか〉
《どこに？》
ht〈挨拶に。まだちょっと早い時間帯だけど、身だしなみをちゃんとしないとね〉
《……？》
首をかしげる私についてくれば大丈夫、と笑いかけるらんちゃん。大人しくしておくことにした。
.
Side ht
os「久しぶりめう」
《あ、ぅ…………》
連れてきたのはオスマンのところ。これからグルッペンたちに会わせるために彼女の身だしなみは彼にやってもらう。本人はとても嬉しそう。
一方彼女は怯えきっていて俺の後ろに隠れて軍服の裾を掴んでくる。ちょっとかわいい。大方言葉がわからなくて困惑してるんだろう。
ht〈はじめまして、って言ってるよ〉
《わかるの？》
ht〈うん。君が言ってることも、彼が言ってることもわかる。因みに彼はオスマン。マンちゃんって呼んであげると喜ぶよ〉
優しく、警戒が解けるように語りかけるとぎゅっと握って白くなっていた手から少し力が抜けた。
《……マンちゃん？》
小さく、彼女が名前を呼ぶ。
os｢！ひとらん、今俺の名前呼んだめう!?｣
《ひぇ……》
そして喜ぶ眼の前の変態紳士。びっくりしたのか彼女はまた後ろで縮こまってしまった。
ht「マンちゃん落ち着いて」
os「大丈夫めう。さ、こっちにおいで〜」
ひとらんは外で待ってて、と部屋を追い出されてしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1080人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mituba(プロフ) - イフランさん» 返信が遅くなってしまいすみません。一時的に消しており、リンクを外すのを忘れていました。気長に待っていただけたら幸いです。 (2023年4月20日 0時) (
レス) id: 813a1e4083 (このIDを非表示/違反報告)
イフラン - あの、続編が見れないのですがどうしたらよいでしょうか？ (2022年12月8日 18時) (レス) @page48 id: 3fb11a0d0c (このIDを非表示/違反報告)
83犬くん(プロフ) - はっ！もしかして(散歩)で出てきた歌？って想像フォレストですか！？ (2021年8月13日 10時) (レス) id: 9695dd25e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒジリ(プロフ) - リアルが大事、受験が大事です。行きたい目標があるなら尚更。私達は待ちますので受験頑張ってください。お疲れの出ませんように、無理をしないでお過ごし下さい。 (2021年8月13日 10時) (レス) id: 6322f6bbea (このIDを非表示/違反報告)
アオ。(プロフ) - 偉いなぁ…(自分も今年受験なのに夢しょ見てる) (2021年6月27日 22時) (レス) id: c1ff111598 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mituba | 作成日時：2021年1月21日 21時
