まiしろ 4 ページ31
お風呂を上がると、ドア前によかったら使って、という書き置きとともにパジャマが置いてあるのを見つけた
濡れた服しかなかったので本当に助かる
用意してくれていたものはシンプルなグレーのパジャマで、着てみると少しダボッとしていた
少女の背丈は私より少し高いくらいだったので、多分少女が着ても少しオーバーなサイズなんだろう。
想像して悶える、絶対に可愛い
こほん、と自分を落ち着けるために一旦咳払いしてから少女のいる部屋に向かう
お風呂ありがとう、と言いながら部屋に入ると、退屈そうにテレビのチャンネルを回していた少女がこちらを向いた。
「ねぇ、気づいちゃったんだけど。僕らまだ自己紹介してなくない？」
第一声がそれか、と思いつつも、たしかに私は少女のことを何一つ知らなかった。
お姉さんよくついてきたねー、と笑われる
うーん…返す言葉もない
何も返さないのは負けな気がして私は自己紹介を始めた。
「私の名前はA、年齢は今年で22、今日は助けてくれて、しかも泊まらせてもらって本当にありがとう」
真面目に感謝を伝えたのに少女はめっそーもない、と冗談めいた口調で返してきた。
「僕の番だね、僕はましろ、年齢は20、よろしくね」
ましろちゃんか、可愛い子は名前まで可愛いんだ、とぽわぽわしていたが、とんでもないことを聞いてしまったことに気づく
「え！？20！？ましろちゃん20歳なの！？」
詰め寄ると、近い近いと引き剥がされ童顔で悪かったね、と不機嫌そうに言われてしまった。
「はぁ、ほんとに見た目で決めつけないでほしいよね全く。あとA、今僕のことちゃん付けで呼んだけど僕男だから」
別にちゃん付けでもいいけどさ、とぐちぐちつぶやく
なるほど男ね、そりゃちゃん付けは抵抗あるな。男ね、うん、男
「男ぉ！？」
バン！と音を立てて立ち上がると、うわびっくりしたぁ、というなんとも微妙な反応。
新手の冗談か、とおもいましろちゃんの方を見ながらドッキリ大成功〜！のネタバラシを待つ。
そんな私を見てましろちゃんは、確かめてみる？とズボンに手をかけ始めたので慌てて止めた
冗談じゃん、とまた笑われてしまい本当に恥ずかしい…
「え、全部本当なら、ましろちゃん…くんは20の男の子……？」
「ましろでいいよ、まぁそうなるね」
嘘をついているようには見えない、だとしたら私、相当無防備だったよな……？
不可抗力で顔に熱が集まってしまう。
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水桜時 - リクエスト失礼します。卯月コウでお願いしてもいいですか？（できれば学パロで放課後遊びに行く〜みたいな感じで） (2023年4月14日 18時) (
レス) id: 9943baf392 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - たまさん» まさか世界平和が訪れていたとは((感想本当にありがとう御座います！めちゃくちゃ励みになります、、！ (2021年9月12日 20時) (レス) id: b7184e5adb (このIDを非表示/違反報告)
たま - めっちゃ助かりました。ありがとうございます。最近の荒んでいた心が落ち着いて地は浄化され、川はせせらぎ、風が爽やかに吹き、地球が救われました (2021年9月12日 13時) (レス) id: ba3a5d47c2 (このIDを非表示/違反報告)
カルタ(プロフ) - めっちゃ面白いですね！でもかなかなとガッくんが怖すぎてカッコいいどころじゃなかった……ww (2021年8月19日 17時) (レス) id: a23bff774f (このIDを非表示/違反報告)
景璃(プロフ) - ししゃもさん» ありがとうございます!これからも頑張ってください！待ってます！ (2021年8月15日 1時) (レス) id: 4f4ca6d63e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ししゃも | 作成日時：2021年8月4日 22時
