疲れたあなたを2434たちが出迎えてくれるそうです【短編集】

神i田笑i一 5 ページ27

神田君が何か言おうとしたけど、遮って言葉を挟んだ



「神田君は、優しいね」



多分これらの行動から、神田君はこんな私とも別れないでくれるんだろう
怖いことをしたのも、私の抱える不安を見抜いて話し合おうとしてくれたってことなんだ、きっと。



神田君は人の感情を引き出したり、人を思いやったりすることが上手い
私は、そんな神田君が大好きなんだ



なんだか付き合いたての頃の感情を思い出して心が温かくなる



別れる気はない、嬉しい、ありがとう、色々な感情を伝えたいのに口がうまく回らない。
私は言葉の代わりに今できる最大限の笑顔を向けた



「……そうだね。」



少し謎の間を挟んだが、神田君はそう言うと立ち上がって、温かいお茶を用意するからソファーにでも座ってて、と部屋に向かって歩いていく。



やっぱり優しいな、私は先ほどまで震えていた足に力を込めゆっくりと後を追う。



歩く事に一生懸命な私は気づかない



神田君が本当は何を言おうとしていたのかも



まだ早かったかぁ、と前を歩く神田君の漏らした言葉にも



神田笑一 fin
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作者です！！

愛の重さが
神田君＞＞＞＞＞＞＞夢主ちゃん
くらいを目指して書きました

神田君の(夢主ちゃんからの愛が)足りないを夢主ちゃんは(別れる理由としては)足りないと受け取ったので、まだ神田君の愛の重さに気づくことはありませんでした、

作者は大きすぎる気持ちを隠し続ける神田君も好きです(趣味)

神田編、最後までお付き合いくださりありがとうございました！

次のお話は、ありがたいことにリクエストを頂いているのでそちらをちょこちょこ書いていこうかな、と思います。
そちらもまたお付き合い頂けると嬉しいです！

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