【イナクロ】ＩＱサバイバル (ページ4)

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４iq ページ4

【貴方サイド】

カチッ・・・・カチッ・・・・カチッ・・・・。

静かな部屋にしんみりと鳴る時計の針の動く音。

ただいまの時刻は深夜２時。

『一般人』は寝静まり、中には夜更かしでパソコンなんかやってる人もいるだろう。

だけど、私――――――――――――――――。

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奈仲Aは、勉強中である。

その理由は――――――――――。

照美：「A、新しい教材頼んでおいたからね。

ちゃんとやっておくんだよ。」

そして、『照美さん』は私の机に１０枚ほどの分厚いワークを

重々しくのせる。

貴方：「わかりました。

やらないわけがありません・・・・。」

照美：「！・・・そうだよね。

はやく、あの『頭脳選抜学校』からスカウトされるといいね。」

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『頭脳選抜学校』

最近じゃ、いま噂の『天才』が集まる学校。

一般人は絶対に入れない―――――――――――。

超、名門校。

貴方：「まだまだですよ・・・。

まだ、『IQシート』も来ない気配ですし。」

IQシートとは、その頭脳選抜学校からくる

『スカウト用紙』。

頭脳選抜学校に入れるほどのIQを超えると、家に届くらしい。

だけど私はまだ、全然届くような気配すらしていなかった。

照美：「うーん・・・もう少しの辛抱だね。

じゃあ、僕は寝るよ。３時ピッタリになったら、Aも寝なさい。」

貴方：「おやすみなさい。わかりました。」

そして、照美さんがいる理由―――――。

いまの頭脳派時代は、大人が生徒一人につき、一人『選ばれた人』につく。

『選ばれた人』とは、頭脳が一般人とはずば抜けて違う人のことをさす。

その生徒につく大人は親のような存在である。

その大人はIQ２２０以上。だから、照美さんはIQ２２０以上の超天才。

照美さんのように、選ばれた者につく大人のことを『IQプロフェンス』という。

IQプロフェンスになれる大人も限られている。

IQプロフェンスになれる条件は――――。

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頭脳選抜学校にスカウトされた人。

その人がIQプロフェンスになれるらしい。

だから、照美さんも頭脳選抜学校にスカウトされたことがある、ということだ。

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