失恋の風は、新しい恋を運ぶ【ｄ！】【学パロ】 (ページ4)

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～sha視点～

昼休憩が終わりまじかになるとゾムがやってきた。

zm「お、おったおった、シャオロン、ちょっとええか？」
sha「あ、え、俺？なんや」

この前こいつの食害に被害を受けたので少し挙動不審になる。
また食害とかだったら俺そろそろ死ぬんやけど
ていうかこのクラスでゾムが話しかける人って言ったら俺以外にだれかおったっけ。
ゾムって案外陰キャ……(だいぶ失礼

zm「なんやシャオロン今最低なこと考えとらんかった？」
sha「ききききき気のせいやない？」
zm「そっか」

そう言って満面の笑みで椅子に座っている俺の正面に座り込んだ。
その満面の笑みが怖いですゾムさん()

sha「んで、なんか用あったんちゃうん？」
zm「あーせや、忘れるとこやった。
なあ、遊園地いかん？」
sha「え？」

どういうことやねん。なんやゾムとうとう頭おかしくなったんちゃうか(結構失礼)

zm「ん？」
sha「すみませんでした何も言っておりませんゾム様(早口)」
zm「いや別にそこまで言わせる気なかったんやけどなｗ
遊園地っつっても俺とあとショッピ(多分)と…

大先生おるで」

sha「まじで？行く！！」
zm「おー大先生の名前出したらすごい食いつきっぷりやなｗ」
sha「あ」

”大先生”

その名前につい反応してしまう。
せや、俺は大先生の事好きやねん。
でもつい大先生には強く当たってしまうのが最近の悩みなんや…
だからきっと大先生も心の中では俺の事嫌ってるんだろうな、って思う。
ちなみにゾムは俺の相談相手やから俺の好きな人のことも知ってる。
だから俺と大先生を誘ったのだろう。俺が来ること知ってて遊園地行くことにしたんかな。

sha「そういや、なんでショッピ君なんや？」
zm「え”っ！？」

あからさまに「好きだからです」的な感じで真っ赤な顔をしている。
それに気づいた俺は

sha「おやおやあ？ゾムさんまさかとは言いませんがショッピ君の事…？」

口に手を当ててニヤニヤするとゾムさんがまたあの笑みに戻っていった。

zm「シャオロン、今日放課後メックいこうや？」

あっこれまずいやつ

スローモーションのようにそう言われて俺は背中に変な汗が流れるのがわかった。
こういう時はコネシマに押し付ければ…

席を立とうとした瞬間。
昼休憩の終わりを知らせるチャイムが鳴った。

その時はそのチャイムが地獄へのチャイムにしか聞こえなかった()