失恋の風は、新しい恋を運ぶ【ｄ！】【学パロ】 (ページ19)

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もぶでてきます。一応注意
―――
syp「俺が迷子になってどうするんや…さいあく…」

気持ち悪いのも残っており、人影のない通路の壁に寄りかかる。

まだ来たばかりなのにすでにぐったりしていてずっと俯いていた。

すると、

mb１「あれ？なに？君一人？ｗ」
mb２「ほんとだー、そんなところで一人になるとかちょっと危機感ない？」

syp「！？」

知らぬ間に目の前に2人、見知らぬ男たちが立っていた。

身長も自分に比べれば大きい方だろう。
ていうかこれどう言う状況やろ…
もしかして…

…なんぱ？

いやいやいやｗ
なんで男が男にナンパしてんねん、気の所為やな、

それよりゾムさん探さな…一回コーヒーカップのとこまで戻ろ、

そう思って目の前にいる男ら2人をスルー、そのまま横を通って抜けようとする。

…が、

mb１「あれ？どこいくん？」

一人に腕を掴まれる。

…くっそ、なんやこいつ、力つよ…

予想以上に強い力に驚き、抵抗するものの

syp「ｯ…！」

そのままさっきまで俺が寄りかかっていた壁に押し付けられる。

逃げ道がない。

じりじりと目の前の男らが近付いてきて、さわってくる。

いやだ、気持ち悪い。

syp「ひっ…やだ、ぞむさっ…！！」

怖くて目を瞑る

…しかし、

「なにやってんお前ら…」

目を瞑ったと同時に聞こえる聞きなれた声と、男たちの悲鳴。
うっすら、目を開けると

zm「！ショッピ君、大丈夫やった！？」

syp「へ…え？なんで、ゾムさ…

…っ…う、こ、こわかっ…」

ゾムさんが目の前に居ることに安心したのか、涙がボロボロこぼれてきておさえられない。
それを見てゾムさんは焦りつつも背中をさすってくれてる。
その手が暖かい。

しばらくすれば自然と涙もおさまって、ゾムさんに謝ろうと改めて顔を上げる。

すると、

syp「っ…！」

前にも見た少し悲しげな顔。

…一緒に帰った時に、キスをする前にみた、あの表情

その時の表情と全く同じ。

また胸がずきずきする。

zm「なぁ、ショッピ君、」

syp「！は、はい？」

zm「ちょっとそのまま、俺の話聞いてくれへん？」

syp「は、はぁ…別に、構いませんけど…」

zm「おん、ごめんな…

あのな、聞いて欲しいねん。俺な、？」