失恋の風は、新しい恋を運ぶ【ｄ！】【学パロ】 (ページ18)

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sya「実はあの二人…
というか、ゾムがショッピ君を引っ張ってどっか行っちゃったんよね」

ut「えぇ……

え、じゃあつまり、」

sya「ふ、

……二人きりやなぁ」

そういうこと言わんといて！？！？(先に言おうとした奴

襲いたくなる！！←

ふい、と違う方向を向いてしまったが、顔が少し赤い。

ut「……なぁ、しゃおちゃん」

sya「！な、なんや？」

もう襲ってしまってもいいんやけど

けど、

ut「じゃあ色々二人きりで回ろうや！」

ここでなんかして嫌われるのは怖いねん。

恋愛で怖いなんて感じるの、初めてかもなぁ…

―――
～sypside～
大先生がぼーっとしていると

zm「ショッピ君こっちや」

そうゾムさんが小さく呟いて俺の腕を引っ張った。
あの二人は置いて行って良いのか、と考えていたが、途中で二人きりにさせるつもりだろうという答えが出たのでそのままおとなしくゾムさんについて行く。

だがしかし

syp「あの、ゾムさ、し、しぬ」

zm「ちょ、すまん、でもあともうちょっとまってぇや」

syp「いやその手を止めれば何ら問題はないはずなんですけど」

いつの間にかたどり着いたコーヒーカップにゾムさんが目を輝かせていたから乗ったらまさかの事態。
なんと物凄い勢いでコーヒーカップを回し始めたではないですかあ(白目)

気持ち悪いのをどうにか抑えゾムさんの手を掴むとゾムさんがびくり、と反応する。
そうすればいい加減やめてくれたので一安心。

ていうか高校生男子二人組がコーヒーカップに乗って超高速回転してるってどういうことだよ

と脳内で謎のツッコミを入れていればゾムさんが謝ってきた。

zm「いやぁ、ちょっと楽しそうだったから…すまん」

syp「いや謝るなら先にやめてください」

呆れてゾムさんの言葉に耳もかさず、先にずんずんと進む。

zm「ちょ、ショッピ君！？どこ行くんや！」

syp「ちょっと休憩するだけです。少し気持ち悪くなったんで。」

そう言って人ごみの中に入っていく。

別にあの人なら見つけてくれるだろう。

…あれ？なんでこんなこと考えてるんだ俺

疑問に思って立ち止まる。
しかし、

syp「あ、れ、ここどこ」

いつの間にかぼーっとしている間によくわからないところまで来てしまったようだ。
しかも地図が見当たらず自分がどこにいるかさえも分からない。

そこで少し前の会話を思い出した。