病んでしまった彼はもう救えない【ヤンデレ】

06. 悪夢 ページ8

*


＿＿ここはどこだろうか。
真っ暗でなにも見えない。

「……ここはどこなの？ 誰か、いないの……？」

やだ、怖い!!! 誰か助けて!!!
しばらくすると奥の方に一筋の光が見えた。
私はその光の方へと歩いて行く。

「ここは……学校？」

抜け出した所は学校だった。
教室のドアに手をかける。人のいる気配は全くしない。
私はドアをそっと開けた。

「……――な、に、これ……っ」

目の前には真っ赤に真っ赤に染まった景色がある。

「なっ、」

＿＿そこで私の意識は途切れた。


*

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