恋と愛～GENERATIONS～ (ページ3)

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love02 ページ3

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私気づいたの。

この恋は愛にはならないんだって。

不意に出てくる愛という言葉。
それと同時に、この恋は愛にはならないんだな。って感じてしまう。

涼太はモテる。すっごくモテる。
仕事も出来るし、そのうえイケメン。しかも優しいし。

だから皆に聞かれるんだ。

『Aさん、片寄さんのこと愛してますか？』

って。

その質問にすぐに「はい。」と答えれなくて。

え…という雰囲気を感じ、はい。とっても。と返している。

涼太とは1年前から付き合っている。

最初はただの同僚で。
でも、仕事熱心な彼にどんどん惹かれていった。

多分、自分で好きと分かった時にはもう前から好きだったんだと思う。

だけど、絶対涼太は私のことをただの同僚としか見てないってわかってた。

だから嬉しかったの、告白された時。

「好きなんだ。俺、Aを大切にする。だから俺の側にいてくれますか？」

嬉しくて。嬉しくて。
涙が止まらなかった。

「はい！」と笑顔で言うと、ほっとした顔で良かったぁって呟いた。

それから1年。
喧嘩もするけど、涼太が謝って仲直り。

でも、付き合って4ヶ月ぐらい経ってから、愛じゃないんだ。なんて考え始めるようになった。

なんなんだろうな。好きすぎて、好きすぎて愛にならないんだ…。

いつかは離れないといけない。

なんて思ってしまう私はどうかしてる。