ここに来たわけ【クロスside】 ページ13
「あの、クロスさんは何故ここに?」
そうAさんに聞かれ、俺は少し戸惑ってしまった。
「それはですね…」
偵察に来てたとも言えないし…。インクに危害が加わらないようにするって約束したからなぁ…。
「たまたまインクに会いに来ただけですよ」
「そうなんですね……ってインク!私インクさんに…!!」
あ、ヤバい()
思い出させてはいけないことを思い出させてしまった。
「夢じゃないですか?インクがそんなことするわけないじゃないですか」
「じゃあなんで私はここに…」
「インクが、『Aちゃんが遊びに来たんだけど寝ちゃって…』って言ってましたよ(嘘)」
こんな嘘で通じるかわからないが、インクには後で話を合わせておいてもらうか。
「えっ、嘘!?私寝ちゃってたのか…」
「はい、どうやら」
よかった…!!嘘が通じた…。助かった…。
「それで、インクさんはどこに?」
「それがよく分からないんですよ…」
「ええ…」
よく分からないというのは本当だった。最後に約束を交わしてから、どこかに言ってしまったのだ。
「エラーはクロスさんがここに連れてきたんですか?」
「はい、貴方と同居していると聞きましたので」
というかエラー先輩全然起きないな()
「エラー起きて…流石にずっと支えてるのは疲れるから…」
「お疲れ様です」
「クロスさんも起こすとかなんなり手伝ってくださいよ、もう!」
ほっぺを膨らませて怒っているAさんのことを、俺は
「とりあえずアンチボイドに帰ります?俺、ショートカット使えるので」
「あ、お願いします」
Aさんと寝ているエラー、自分をアンチボイドにショートカットした。
「到着です」
「あの、エラー運ぶの手伝ってくれますか?」
「いいですよ」
Aさんが抱えてるエラー先輩を俺は引き取りそのままいつもエラー先輩が裁縫をしているクッションに乗せた。
「ありがとうございます」
「それじゃ、俺は帰りますね」
「さようなら、クロスさん」
「さようなら、Aさん」
一人の時間【夢主side】&謝罪→←戻ってきた【夢主side】
44人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リリィ・スノー(プロフ) - えびてんさん» 描いてくれるんですか!?全然OKです!! (5月24日 6時) (レス) id: 24a11843b1 (このIDを非表示/違反報告)
えびてん - めっちゃ好きです……夢主ちゃんのファンアート描いていいですか……? (5月22日 15時) (レス) id: 0e0cef6a05 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ・スノー(プロフ) - !イチゴ!さん» いつもコメントくださりありがとうございます!励みになってます! (2023年4月1日 10時) (レス) id: 24a11843b1 (このIDを非表示/違反報告)
!イチゴ! - 今回も面白かったです!!自分のペースで頑張ってください!! (2023年3月31日 21時) (レス) @page10 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
リリィ・スノー(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!春休みなので更新ペースあげてきますよーー! (2023年3月30日 8時) (レス) id: 24a11843b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ