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誰かの話し声で目が覚めた
半間って人が誰かと話しているのを聞きながら自分の状況を確認する
先程と同様に手足は縄で拘束されたまま、木製の椅子に座らされている
身体中に鈍い痛みが走り、頭からは血がポタポタと落ちて地面に染みを作っていた
ここ、外だよね
見た感じ屋上に見える
頭を殴られたことで先程よりもさらに働かなくなった頭を必死に使って何とか意識を保つ
せっかく目覚めたけれど、またすぐに瞼が落ちそうだ
半｢たぁくさん痛めつけた後、鉄パイプで頭ぶん殴ったら気ぃ失っちまった♡｣
...さっきから思ってたけど、この人語尾に♡付けないと話せないの？
『......っ誰が、気を失ってるの？』
私が目を覚ますとは考えてもいなかったのか、6人全員の驚いた視線がこちらに向けられる
半｢今までぐっすりだったじゃねぇか。強がんなって。｣
『私はマイキーの女じゃないって言ったでしょ。あなたの方が頭を殴られたんじゃない？』
もう散々痛めつけられたのだ。今更殴られようが構わない。そう思っていたため、思わず挑発するような口調になった
｢このクソアマ！｣
あ、やばい。本当に殴られるかも
半｢やめろ。なァ、今このカメラから俺らの映像がうちと東卍の抗争してる所に流れてるんだよね。｣
私に殴りかかろうとした男を制止してそんなことを言い出した
...何がしたいの、本当に
『ねえ、少しでいいからマイキーたちと話をさせて。大人しくついて来て散々蹴られてあげたんだからそれくらい良いでしょ。』
半｢大人しかったかァ？随分と生意気だったけど？｣
『威勢のいい女がタイプなんでしょ。そのスマホ、繋がってるみたいだから貸して。さっきマイキーの声がした。』
半｢ヒャハ♡スピーカーになってるから勝手に喋れば？ちゃんとカメラに向かってなァ。｣
このカメラの先には本当にみんなが居るのだろう。近付けられたスマホから良く知っている声が複数聞こえてくる
一度、深呼吸をしてからそのまま叫んだ
『東京卍會！あなたたちが掲げているこの抗争で果たすべき事を遂行するにあたって、私が今ここにいることが枷になるのなら！』
『私は今ここで自分の舌を噛みちぎる！』
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まろん(プロフ) - にゃあさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます...！続きを書く予定は無かったのですが、今書いている作品が書き終わってから検討したいと思います！ (2021年9月20日 13時) (
レス) id: c1fd68942b (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ(プロフ) - この続きがよみたいです！！まってます！！ (2021年9月20日 4時) (レス) id: 4438afae7c (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - 月虹さん» ありがとうございます！わわ、そんな勿体ないお言葉をいただけて光栄です...！ (2021年9月15日 22時) (レス) id: c1fd68942b (このIDを非表示/違反報告)
月虹(プロフ) - 完結おめでとうございます‥！とても引き込まれるお話でした‥！ (2021年9月15日 21時) (レス) id: 2f1b7d1c60 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - クロスさん» コメントありがとうございます...！楽しんでいただけて何よりです！こちらこそ最後までお付き合い頂きありがとうございました！ (2021年9月15日 21時) (レス) id: c1fd68942b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろん | 作成日時：2021年9月13日 0時
