俺の継子が可愛い件について【不死川実弥】

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「きゃー！師範と温泉旅なんて初めてですね♡」

「うるせェ」

「なんですと？！！」



某月某日。

わざわざお館様に1〜2日の非番を貰えるように師範が直談判しに行った。そして師範に連れて来られたのは温泉街である。


うひょー！とはしゃぐ私を他所に彼は心底嫌そうな顔をしている。誘ってくれたのも計画練ってくれたのも全部師範なのに、何故だ。人混み嫌いそうだけど、私が温泉行きたいとぼやいていたから連れてきてくれたんだろう。


師範の着物をスンスンと引っ張って、「実弥さん、ありがとう」とニコリと笑う。そんな私を見て、師範は無言で顔を真っ直ぐ元に戻した。あ、照れてるんですね。



「ぅおおおおおお！！すっっごい綺麗！！」

「てめぇ少しは落ち着けェ。さっきからうるせェんだよ」

「旅館旅館やっほーい！」



ピョンピョン跳ねる私を見て、師範は呆れたようにため息を吐いた。そういえばこの温泉街をおすすめしてくれたの宇髄さんだって聞いた。お嫁さんたちと温泉巡りするのが好きらしい。粋だなぁ。


外の景色を見ている師範に突進して、「後で混浴入りましょう！」と言うと、は？と返された。え、ダメなの？


やっぱり恋仲の男女といえば、混浴だろう。浪漫が詰まっているじゃないか。「いいじゃないですか師範〜」と腕を引っ張っていれば師範はようやく私を見た。



「オイ、名前で呼べェ。さっきは呼んでただろうがァ」

「名前で呼んだら私のわがまま付き合ってくれますか？……実弥さん」

「…………仕方ねェだろ。惚れた弱みだァ」

「すき！」



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＊イチャイチャしかしてない二人。恋仲に変な夢を持っている夢主です。不死川さんのこと何も考えてなく混浴入りたいと言ってます。

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