俺の継子が可愛い件について【不死川実弥】

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「どうかなさったんですか？」

「不死川は普段あんな感じなのか？お前ら派手にイチャついてそうだな」

「へ？え？あ、いや……、一週間ぐらい会ってなかったから……」

「Aも派手に女の顔するようになったじゃねぇか！」

「私元から女なんですけど」



び、びっくりした。

途中宇髄さんと会って、師範に用があるということで一緒に帰ってきた。けれど師範は私一人だと思ったのかいつも以上に甘く、接吻をしてこようとしていた。


ここ一週間あたり、任務でお互いにすれ違う生活だったからか。私に会えなかったのが余程苦となっていたらしい。


だが、しかし私一人と思い接吻をしてこようとしてきた師範は宇髄さんの出現により、私を弾き飛ばすと羞恥のあまりどこか行ってしまった。



宇髄さんは師範に用があるからさっさと帰ってきてほしい。というか、私は今までいろんな人に女の子として見られてなかったのか。よく「女になったな」「女の子っぽい」と言われる。解せないぞ。


宇髄さんにお茶を出して、お嫁さんたちのことを聞いていれば師範が戻ってきた。いつもと同じだ。私をチラリと見た彼に、笑うとすぐに顔を逸らされる。酷い。



「で、用ってなんだァ」

「簡単な話だ。もう一度Aに遊郭潜入をして欲しくってよ」

「………は？」



遊郭かぁー。そうだ思い出した。私が死にかけた任務か。懐かしい。というかまた鬼が遊郭に出たのか、3度も出るなんてさすがにやばいんじゃ？


師範の歪みに歪みまくった顔を知らず、「この前潜入した時美味しいものたくさん食べれたし、着物綺麗でしたよね〜」とニコニコと喋っていれば。



「ダメに決まってんだろォが！！！！」

「「！！！！」」



突然の師範の怒鳴り声に宇髄さんと二人して、腰を抜かすほど驚いた。



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