俺の継子が阿呆な件について【不死川実弥】

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もうすっかりと辺が暗くなった。

そろそろ師範も頭を冷やしている頃合いだし、屋敷に帰ってやろう。一日で柱全員のお屋敷を回るには無理があった。



「ただいま戻りました」



玄関を開ければ、なにやらあい匂いがした。

これはもしかしなくてもお鍋？？お鍋ですか？？もう真っ暗だし、夜ご飯の時間だけど、もしかして師範がご飯を作ってくれたのかな。


台所に行けば、誰もいなくただ何か料理をしていた痕跡があった。居間の方に行くと、こたつに入り頬杖をついている師範がいた。私を見るなり、「頭冷やしてきたかァ」とぶっきらぼうに言う。


お鍋の近くにある蟹に私は発狂した。

年末前に「蟹が食べたい」と何度か呟いていた。
まさかそれが今日の夜ご飯に出てくるなんて思ってもいなかった。最近蟹は高いですからね。



「師範が用意してくれたんですか？」

「おう」



今日の朝あった出来事なんて忘れたように、笑って師範の前に腰掛ける。蟹さんたくさんだ。ボーッとしか呟いていなかったのに、用意してくれたなんて師範ってばやる男ですねぇ。



「あと、コレ」

「え！」



なんなんですか！もう！

今朝うるさいと私の可愛い頭にゲンコツ落としたくせに、ちゃんと用意しているなんて。フフフッと笑って気持ちだけ受け取っておきますと言う。だって私にとってはこのたくさんの蟹がお年玉のようなものだもん。



「てめぇ、あんだけ今朝煩かったんだから受け取りやがれクソガキが！！！」

「こんなたくさんの蟹買ったんだからもういいって言ってるじゃないですか！！あっ！！私の蟹！！」

「てめぇのじゃねぇ！！俺が買った蟹だァ！！」

「私のために買ってきたんじゃないんですか？！！！じゃあお年玉くださいよ！！！！」




ーーー結局喧嘩勃発する風師弟。



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＊6〜18時勤務しんどくて睡魔やばいです。おやすみなさい＊

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