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「あれ、炭治郎くん。お昼ぶりだね」
「えっ、Aさん、なんでここに?」
「おばさんのお屋敷がこの辺だったの」
炭治郎くんと思わぬ再会をし、任務先がこの辺りだということを悟る。なんだか嫌な予感がする。うーん…と考えていると、隣のユウナちゃんが「こんな夜に、何をしているの?」と真っ当な質問をした。
「鬼は夜に活動するから、この時間に調査したりしてるの」
「へぇー」
"へぇー"……って。興味なしというようなユウナちゃんに、若干呆れつつも、炭治郎くんに泊まるところあるの?と聞いた。この辺り宿という宿もないし、野宿するにはこの辺は危険だ。鬼が出るから任務に来てるんだし。
困ったように「ないんです」と眉を下げる炭治郎くんに、ユウナちゃんが「うちに泊まりなさい!」と彼の背中を押した。
「ねえ、この箱何が入っとると?開けてよか?」
「だ、ダメです!!」
「ダメダメ!」
「え?」
あんまり不用意に鬼の禰豆子ちゃんを、一般人どころか鬼の存在を信じていない人に見せるわけにはいかない。とりあえず、禰豆子ちゃん、おばさんのお屋敷に帰るまで我慢しててね。
「ねぇ、A、私ね鬼が出たら豆を投げつければやっつけれると思っとるたい!どうかな?!」
「いや、無理だから」
「それじゃあ…………何がいいかな」
この子天然なんじゃないのかな。
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めい(元れん☆)(プロフ) - はじめまして!ここまで一気に読ませていただきました!とても幸せな気持ちです本当にありがとうございます!私もこのようにすてきな作品を残せるよう頑張ります、これからも応援しています! (2020年10月27日 0時) (レス) id: fb108a381a (このIDを非表示/違反報告)
koyuzuki0627(プロフ) - 夢主ちゃんも不死川さんも可愛いですね〜読みながらしWWWなずWWWWWWがわWWWさんっWWWWWWってなることが多かったです私は恋愛オチが良いです (2020年2月3日 1時) (レス) id: a9af658367 (このIDを非表示/違反報告)
ハミイ(プロフ) - 師弟オチもいいですが、私は恋愛オチの方がいいです!! この小説とても面白いので、いつも更新楽しみにしています!!応援しています!! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 8cc530c36f (このIDを非表示/違反報告)
い ち ご ミ ル ク(プロフ) - 師弟もいいですが、やはり恋愛オチの方が私は好きです。これからも頑張ってください! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 49aff0a89f (このIDを非表示/違反報告)
あり - いつも楽しみに読ませて貰ってます!師弟オチでお願いします! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 5ec8350380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時:2019年12月8日 18時