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「Aちゃんに会うのは4年ぶりかしら」

「………うん」

「あの人は元気やと?」

「師範、ですか?元気ですよ。毎日お世話してます」

「え、Aちゃんがお世話してると?」

「うん」



おばさんと馬車に乗り、おばさん家に向かう。お見合いの相手と会うのは明日の昼だ。いろんなことを聞いてくる彼女に、いろんなことを話すけれどどうと鬼殺隊の話は避けていた方がいい。


私と死んだお母さんが瓜二つだったのは小さい頃から言われていたからわかっちゃいたけど、「年を重ねる事に綺麗になっていくわね」と褒められて、ちょっと鼻が高くなる。

お母さんに似てるって言われるの昔から好きだったんだぁ。


夕方、おばさん家に着くとおばさんの娘であるユウナちゃんが出迎えてくれた。私と同い年の女の子だ。ご飯を一緒に食べて、お風呂をいただく前に、ちょっと外を散歩しようと刀を手に持った。



「A、どこ行くと?」

「ちょっとお散歩!」

「私も一緒に行ってよか?」

「いいけど、夜は危ないよ」

「Aの方こそ!」



共に笑い合い、「仕方ないなぁ」と日輪刀を腰に通す。ユウナちゃんは不思議そうにそれを眺め、「鬼って本当にいるの?」と私を見つめた。



「……………いなければ、私の家族は死んでない」

「………あっ、ごめんなさい……そんなつもりじゃ……」

「いいのいいの。鬼の存在は世間に公認されてないのが一番の問題なんだし」



気にしないで、と笑い二人で屋敷を出た。歩いていると、なんだか知っている気配を感じ、ユウナちゃんを連れてその気配のするところに向かった。



.
*実はこの巻の表紙のあらすじ、師範の継子に対して思ってることちょこっと進歩してます笑それと殿堂入りありがとうございます!今現在リクエスト消化中です。もう少ししたらまた募集かけます〜

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 風柱   
作品ジャンル:アニメ
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めい(元れん☆)(プロフ) - はじめまして!ここまで一気に読ませていただきました!とても幸せな気持ちです本当にありがとうございます!私もこのようにすてきな作品を残せるよう頑張ります、これからも応援しています! (2020年10月27日 0時) (レス) id: fb108a381a (このIDを非表示/違反報告)
koyuzuki0627(プロフ) - 夢主ちゃんも不死川さんも可愛いですね〜読みながらしWWWなずWWWWWWがわWWWさんっWWWWWWってなることが多かったです私は恋愛オチが良いです (2020年2月3日 1時) (レス) id: a9af658367 (このIDを非表示/違反報告)
ハミイ(プロフ) - 師弟オチもいいですが、私は恋愛オチの方がいいです!! この小説とても面白いので、いつも更新楽しみにしています!!応援しています!! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 8cc530c36f (このIDを非表示/違反報告)
い ち ご ミ ル ク(プロフ) - 師弟もいいですが、やはり恋愛オチの方が私は好きです。これからも頑張ってください! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 49aff0a89f (このIDを非表示/違反報告)
あり - いつも楽しみに読ませて貰ってます!師弟オチでお願いします! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 5ec8350380 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/  
作成日時:2019年12月8日 18時

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