俺の継子が喧しい件について【不死川実弥】

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「何しに来やがったァ！！！」



そんな大きな声が響いている。

風花A、ただ今帰還した。お屋敷の玄関に入る前に師範の怒鳴り声が聞こえ、肩をびくりも跳ね上がらせた。


おうおうおう、今日も師範変わらず怒鳴ってんなぁ。

なんて呑気に思いながら、庭先に回り込めばそこには水柱様と炭治郎くんがいた。あれ、炭治郎くん、うちの師範とは接触禁止なんじゃないの？


それに水柱様まだ懲りずにそれあげてるんですか？彼の素手に乗っているおはぎを見て、ため息を吐く。


これじゃあ私のショックなことを師範に聞いてもらえないじゃん。今は慰めて欲しい気持ちなのに。



「ただ今戻りました……」

「………あ"ぁ"？！なんだ今帰ったのか、？！！！！！」



え、怖。言い終わる前に私を見た師範があんぐりと口を開けたまま驚いている。それを見兼ねた二人も私を見て「え"っ？！」と驚いている。


ざんばら頭とも言える頭をさすりながら、「師範〜、慰めてください〜」とヨタヨタと近づいて服を掴む。


暫しの間固まっていた師範がいきなり私の肩を掴んで自分のから離すと「髪以外は何もされてねぇだろうなァ？！」とガンを飛ばして心配してくる。



「…………髪の毛ばっさり斬り落とされました。師範が褒めてくれた自慢の髪だったのにぃっ」

「…………いや、お前が無事ならいい」



いやだわなんて優しいの師範、惚れちゃう。

「てめえらはさっさと帰れェ！！！」と炭治郎くんと水柱様を追い出すと、師範は私を庭の真ん中に座らせた。そして手に入る刃物。



「(ギョエエエエエエ！！！頸静脈切って殺されるっっっっううっ！！！)」


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