俺の継子が喧しい件について【不死川実弥】

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「Aさーん！！」

「炭治郎くん。その様子じゃ後一体いた鬼もやっつけたんだね」

「はい！」

「いや〜、雑魚鬼だったから楽ちんだったねぇ！！」

「(Aさんが強いだけじゃ、)」



鴉に頼み、事後処理部隊隠の応援を要請した。

人間ではない鬼を初めて目撃した彼女たちは震えていて、私は二人に近づくと抱きしめた。良かった、無事で。



「ご、ごめんなさい、Aちゃん……。私ずっと貴方の親のこと……」

「わかってもらえたなら私は良いよ」



立ち上がり、両手を空に掲げた。

そうしていると、雪夜さんが私を訪ねてやってくる。そういや忘れていた。急な求婚をされたこと。あちゃー、めんどくさいことまた始まっちゃった。



「あ、後藤さん！！」



隠が到着し、知り合いがいたのか炭治郎くんが走ってその人のところに行ってしまった。うわ、炭治郎くんに助け舟を頼もうとしていたのに、クソガキめ。


私の手を握り、「結婚しよう」と言う彼に、「ごめんなさい」と丁重にお断りする。耳が悪いのかよってほど私の断りを無視して求婚してくる雪夜さんに、私の我慢の糸が切れた。



「しねぇって言ってんだろうが、ぶっ殺すぞてめぇ」

「そ、そんなAさんも良い…！もっと俺を叱ってくれ！」

「なにあんたM属性にでも目覚めたわけ？」



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