俺の継子が可愛くねぇ件について【不死川実弥】

147 不死川さん誕生日 ページ50

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ショックのあまり膝をついて、ドヨンとした空気を纏ってしまっている私。せっかく師範の誕生日を祝うために朝早くから親方様のお屋敷に向かった師範を見送った後にご飯作りだって、大好物のおはぎだって頑張って作ったってのに。



「……………んな落ち込むなァ」

「うわぁん、師範が優しい…！！もういっそのこと結婚しましょう！！そうしましょう！！一生ついていきます！！！！」

「なんでそうなんだ」



この風花A、師範不死川実弥に一生ついていくと誓います。

場所を変え、師範とお昼を一緒に食べる。今日は豪華なんです。師範が好きなものたくさん作りましたから、ふふん。


いつもはご飯の感想どころか、下手したら「不味い」で終わらせられる師範が、珍しく「上手ェ」と褒めてくれる。それだけで十分幸せだった。



「師範、毎日素直に美味しいと言ってくれていいんですよ」

「いつも不味いから不味いって言ってるだけだァ」

「…………結構傷つくんですけど」

「てめぇの飯食えるのは俺だけだなァ」



フッと鼻で笑われる。けど、それイコール私のご飯しか食べないみたいでなんか嬉しいですね、フフ。
綺麗に残さず食べてくれた師範に、口を綻ばせる。

あ、そうそうちゃんと言わないと。



「師範、いつもありがとうございます」

「…………なんだ急にィ」

「本当だったら昨日言わなければいけなかったことを言います」



一度ショボンと肩を落とし、気合いを入れ直す。
一年に一度の特別な日に、ちょこっと素直になったっていいじゃない。



「…………生まれてきてくれてありがとうございます。………私を、あの時助けてくれて、ずっとそばにいさせてくれて私幸せです」



いつも憎まれ口ばっかり叩いては、師範に半殺しにされているけれど、師範のこと今では誰もよりも大切で、ずっと一緒にいたいと思えている。私にとって大切な存在。



「これからもよろしくお願いします」






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「師範もまた一つおじさんになっちゃいましたね！後輩からおっさんと呼ばれているの知ってますか？ぶはははは！」

「てめぇ、さっき俺を敬っていた口はどこにいきやがった」




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＊最近ネタ不足なのか疲れなのか知らんけど更新遅めですみません。夜までに続編出します。では！
＊続編移行前に評価お願いします！

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