俺の継子が可愛くねぇ件について【不死川実弥】

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「お邪魔しますよ〜」

「あ？なんだ胡蝶かァ」

「Aさんの様子はどうですか？」



小さくなったAの様子を見にきたのか、胡蝶は庭の方に行くと庭で1人で遊んでいるAに近づいた。「こんにちは」と地面に絵を描いているAに、背丈を合わせている。


すると、タッタッタッと俺の方に走ってきて俺の後ろに隠れると隊服の裾をギュッと掴んだ。ひょこっと顔を覗かせて、「こんにちは」と返している。



「あらまあ、Aさん案外人見知りするんですねぇ」

「らしいなァ」

「なのに不死川さんにはしないなんて面白いですねぇ」



前に出させるように、Aの背中を押すと嫌々ながらに出てくる。竈門たちがAのことを心配していると聞きが、何も心配することはねぇ。



「不死川さんはお優しいですか？」



俺に、というよりかはAに近づいて顔を寄せるとそう聞いた胡蝶。Aは「………さねみんかわいいよ」と呟いて、俺を見上げた。

誰が可愛いだクソガキ。そんな目を向ければ、俺を見たAがニンマリと笑顔を浮かべた。


その頭を撫でていると、目の前の胡蝶が勝ち誇ったような笑みを浮かべた。「んな笑顔向けんじゃねぇ」と睨みつければ、胡蝶はふふっと笑う。



「やはり、不死川さんAさんのことが可愛いんですね」

「…………」

「否定されないんですね」



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