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*
「僕がいなくて寂しかったんじゃない？」
任務を終えて家に帰ると硝子が来ていた。
テーブルの上に並ぶ酒瓶の数、そして酔っているAがレロレロな状態でお出迎えしてくれた。
Aって僕と違ってお酒強い。
だから、酔わせたい時は結構苦労するんだよね。酔ったAって可愛さ倍増しだからさ、時々たくさん呑ませてんの。
「悟くんだぁー」
「はいはい、悟くんですよー」
「ふふふっ、すきー」
「私は一体何を見せられてんだ」
「可愛いでしょ」
硝子を玄関まで見送る。
手を振ったAは、ガチャリと扉の閉まる音を合図に僕に正面から抱きついてきた。これだから酔ってるAは可愛いんだ。僕の胸に頬を擦り寄せて「悟くんの匂いだぁ」と呟いた。
ソファーに座れば、正面から跨ぐように僕の膝に座ってくる。首の後ろに回された腕、頬を紅くしてとろんとさせた瞳。何度も僕にキスを強請っては、自分からキスしてくる。
「僕がいなくて寂しかった？」
「うん」
「僕のトレーナーを部屋着にするぐらい？」
体格差から生まれるブカブカのトレーナー。
こんなにも酔っているのに、次の日に忘れているなんてことはなくしっかりと記憶がある。それが面白くて、酔った可愛い奥さんで遊んでいる。
ブカブカのトレーナーに手を入れて、背中をなぞれば引っかかるはずの指は引っかからない。どうやらつけていないらしい。
「A、もっと甘えていいよ」
「ふふふ」
「僕に甘えていいのは、Aだけだからね」
「僕以外の男と一緒にお酒呑んじゃだめだよ」
「はぁーい」
満面の笑みを浮かべるAが「気持ち悪い」と突然顔を青くしたのは30秒後のことだった。
.
翌朝。
「………ごめんなさい」
「硝子がたくさん呑ませたんでしょ。いいよいいよ。可愛かったし、たくさん可愛がってあげたから」
「ア、ハイ。シカトオボエテマス」
仕事の休みを利用して。
起き上がるAの腕を引っ張ってベッドの中に引き戻した。
「僕を癒してよ」
「えぇっ」
「旦那様命令」
「う"っ、」
.
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沙羅(プロフ) - お疲れ様でした！完結おめでとうございます（＾ω＾）長い間読ませていただきました。番外編楽しみにしてます！甘々な展開、期待しております！ (2021年4月19日 22時) (
レス) id: f64d60a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
踊る宝石(プロフ) - はじめまして！本当にこの作品大好きです。番外編がこれから少しあるんですかね？更新楽しみにしてます！ (2021年4月19日 1時) (レス) id: 7183f6d526 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 美桜さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年4月14日 21時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
飼口(かいぐち)(プロフ) - 一人称が僕になってる…！てことは夏油はこのときにはもう…？ (2021年4月13日 21時) (レス) id: 57441fdd79 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 美波さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟でお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしてます。 (2021年4月6日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2021年4月4日 19時
