俺の継子がクソな件について【不死川実弥】

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「煉獄さん！！」



小さな煉獄さんの後ろから姿を現したのは、本物の煉獄さん。あれ、この子はクローンか何か？



「煉獄さん、隠し子がいたなら言ってくださいよ。水臭いな〜」

「む？何のことだ？」



お相手は誰なんですか？とツンツンと突きながらにやけていれば、煉獄さんに「君は相変わらず頭の空っぽな女の子だな！」と言われた。真顔に戻る。



「…………兄上、この方はどちら様でしょうか？」

「うむ、風柱の継子でな。名は風花Aだ。この通りかなり変な子だ！だが、実力は確かだ！」



「不死川に育てられただけあるぞ！」と褒められてんのか貶されてんのかよくわからない言葉を浴びせられた。いや、完全に前半貶してましたよね。


というか、君は煉獄さんの隠し子的存在じゃなかったんだ。安心したよ。いや、でも、似すぎじゃない？瓜二つだよ。あんまりいないよこんなにも似ている兄弟。


うちの師範と玄弥さんもだいぶん似ているところはあるけれど、この二人ほどじゃない気がする。いや、この二人は顔が似ていて、うちの不死川兄弟は性格が似ているのかな。



「俺の弟の千寿郎だ！！俺に似て可愛いだろう！」

「初めまして煉獄千寿郎です」

「えっと、その、鬼殺隊の風花Aです。その……えっと、風柱様の継子やってます」



この人自分のこと可愛いと思ってるのかな。

いきなり発動してしまった人見知りに、もじもじとしだす。私らしくない。でも、こんな礼儀正しい子初めて会った気がする。



「それで、Aはなぜここにいるんだ？」

「あ、そうそう。煉獄さんにおすそ分けをお持ちしたんです」

「おっ、これは！！さつまいもじゃないか！！」

「声でかいです」



わっしょいと喜んでいる彼の側、千寿郎くんはニコニコと笑みを浮かべながら「兄上良かったですね」と手を合わせていた。

ーーー違いすぎる。



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＊お昼の休憩中うたた寝してたら見事に爆睡して更新するの忘れてました。首痛くなりました。

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