俺の継子がクソな件について【不死川実弥】

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ブスッとして、超絶不機嫌なチビ師範。



「私は風花A。貴方は、」

「不死川実弥だ！！！」

「はいはい、知ってるわ」



これ何才ぐらいなんだろう。

死んだ弟(5)ぐらいの背丈だけど、そんな小さくなったゃった？実年齢より16歳も若返ったの？ずるくない？お肌ピチピチじゃん。


はてさて、宇髄さんの奥様方がちび師範のために服を縫って作ってくれたけど、それ以外が全く持ってない。私の小さい頃の服を部屋の押入れに頭を突っ込んで探す。



「あ〜、5才の時の着物は実家かぁ。ていうかもう崩れちゃってるし、知らない人が新しい家立てちゃってるもんな〜。ここに来たの12才だし、体格差違うじゃん」

「てめぇ何独り言言ってんだ」



結果、何もない。

仕方ない。戻るまでの間、その服使い回し決定。宇髄さんの奥様方のように器用に服を縫い作るなんて大技わたしにはできない。仕方ない仕方ない。



「あ、そうだ。チビ師範」

「なんだよ」

「私のことはお姉様とお呼び。わかった？」



彼は私の足の脛を思いっきり蹴った。

フフフ、全然痛くない。おっきな師範にやられると脛千切れるかと思うぐらい痛いけど、今の私は全集中常中している。全然……ほんと全然痛くなんて……ない。



「ご飯抜きすんぞクソガキ」

「うるせぇクソババア！！」

「誰がクソババアか！まだピッチピチの16歳だわ！」



何泣いてんだよ気持ち悪ぃと言われた私の今の心境は。


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