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「そりゃあ暴走族なんだもん。喧嘩なんて当たり前だよね」
「うん。けど、イザナは出会った頃と比べたらすげぇ丸くなった方だと思う」
海岸沿いでたい焼きを食べながら話せば、マイキーくんは初めてイザナとあった時のことを教えてくれた。二人が率いるそれぞれのチームで抗争を起こした時、お互いにかなりの怪我をしただとか。
「イザナは別にアンタには何もしないと思うよ」
「………………」
「だってアイツ、Aちゃんと一緒にいる時すげぇ優しい顔してるし」
残ったたいやきの尻尾の部分をパクっと一気に食べて「信じてる」と呟いた。暫く二人で並んで何も会話せずにいると、立ち上がるマイキーくんは「俺、飲みもの買ってくる」と自販機に向かう。
一人になってさっきのことを思い出す。暴走族の総長って聞かされた時から、この人は人を殴るんだってわかっていたはずだ。けれど、私を殴ったりは決してしないと感じていた。
なのに、一瞬感じた恐怖にあの手を振り払ってしまった。その時のイザナの顔……驚いていた。私がイザナに恐怖の色をした表情を見せたのも原因だろう。
「…………………」
海を眺めて大きなため息を落とす。首の裏側に冷えた何かを押し付けられて「マイキーくん？！」と振り返る。「マイキーじゃなくて悪かったな」と私へとジュースを投げ渡してきたイザナは、さっきとは違う私服に身を包んでいた。
私の隣に立つイザナを見上げ「座らないの?」と聞くと「怖ぇんだろ、俺のこと」と海を眺めながら返される。見上げたまま「怖がらせないように着替えてきたんじゃないの？」と聞けば、イザナは隣に腰を下ろした。
さっきまでの特攻服は身につけていない。
相手の返り血がついていた頬や拳は綺麗に流されている。そのかわり、ふわりと匂うエマちゃんが使っているヘアオイルの香り。
「お前のことは絶対ぇ殴んねぇよ」
「そう？」
「お前は俺の下.僕だからな」
「カクちゃんのことは殴るのに？」
「うるせぇよ」
ふふっと笑って「イザナ、さっきはごめんね」と謝れば「王に向かっていい度胸だな」と鼻で笑われた。
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頭ン中お花畑(プロフ) - とっても甘々で最高でした。ニマニマが止まらないし、本当に胸がキュンキュンするーっ！ 最高のイザナ夢をありがとうございました。寿命が伸びた気がします (1月7日 23時) (
レス) id: 67d18bea8c (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - 天竺編10月始まる楽しみ今からイザナ見るの待ちきれらない (6月21日 0時) (レス) id: 67f766a775 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - イザナの名言天竺編で見れるの楽しみです。 (6月12日 1時) (レス) id: 67f766a775 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - ↓ごめんなさい 間違えました (5月15日 22時) (レス) id: c0d0824301 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - あ (5月15日 22時) (レス) id: c0d0824301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2022年11月13日 16時
