妹として。[u.t.i.t]

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そらるside
Aが運ばれた後、服を適当に詰め込み病院へ向かった。
クローゼットを勝手に漁ったことは心の中で謝った。


病院へ行くと、案内され医師とのお話が、始まった。

い「ご家族ではないと伺いましたが、どういった関係で」

そ「交際関係です。」

い「では、彼氏さん。黒崎さんの症状は鉄欠乏性貧血の可能性があります。」

そ「鉄欠乏性貧血、、」

い「疲れやすい症状が出てきていたのでしょう。多量の月経時の出血が原因だと。」

そ「わかりました、、」


診察室を後にすると、Aの病室に急いで向かった。
ドアをあけると、点滴をして眠りについているAがいた。

俺は気づいていたのに。異常にやせ細っていることを。
見る度に、だんだん細くなってた。

あの時、なんで言えなかったのだろうか、、
言えばこんなことにならなかったのに、、

Aの手をずっと握りながら、泣くことを辞めることが出来なかった。




luzside
今日は、XYZの最終公演前の地方公演だった。
そらるさんから帰ってこいと言われて頭が追いつかない。
そして、Aが倒れた。

る「俺、家帰る」

な「どうしたんですか？」

る「Aが倒れた」

な「それは、帰ったほうがいいけど、、」

る「わかってる、、でも、、」

あ「行ってください」

せ「大丈夫や、今頼れる家族はluzしかいない。」

る「ごめん、、行ってきます」



俺は急いで、帰った。
東京に着いたときは、夕方6時前だった。

病院につき、医師とのお話の後、Aの病室に向かった。
そこには、ずっとAの手を握ったそらるさんがいた。

る「そらるさん、」

そ「luz、、、」

る「お話は聞いてきて来ました」

そ「多分、アルバム作ってる最中に倒れた」

る「そうですか、、」

そ「XYZは大丈夫なのか、、」

る「大丈夫です、Twitterじゃなくて本番でいないことは言うみたいですし、」

そ「そっか、」

る「見ないうちに、凄いやせ細ってる、、」

そ「これも、鉄欠乏性貧血の影響みたいだ、」

る「そこまで頑張らなくてもいいのに、、」

そ「起きるまでここにいる」

る「必要なもの持ってきます」




その頃、茨城では、、

あ「大丈夫っすかね、、」

せ「大丈夫だと思いますよ、」

な「とりあえず、ライブ頑張りましょう」


luzがいないライブは少し違った。
いないことを言った時は少しザワついていたが成功を収めた。

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