S.I 悲恋 ページ19
…
「Aちゃん、好きだよ」
私も好きだよ…
『…夢、か』
叶うはずのない夢を何度も見てしまう
「Aちゃんおはよう」
『おはよう伊藤ちゃん。今日の放課後もデートするの？』
「うん。今日はね、チョコレートパフェ食べに行くんだよ」
幸せそうな顔
けどそれは私に向けられた笑顔じゃない
―放課後―
『最悪…雨降ってるし』
朝は降ってなかったのに
「Aちゃんもしかして傘忘れた？よかったら途中まで送ってあげるよ」
『いいの？』
でもさ、相合傘になっちゃうよ？
「ほら、遠慮しないで。こういう時は甘えたらいいんだよ」
結局家まで送ってくれた貴方
そういう所が好きなんだよ…
「じゃあまた明日ね」
『うん…あ、あのさ！』
「ん？」
『いや…送ってくれてありがとね』
言えるわけない
遠ざかっていく背中に呟くのが精一杯
『伊藤ちゃん…好きだよ』
end
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 77人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりおねっと通信生徒(プロフ) - chonsa104さん» コメントありがとうございます(*^^*)早速設定し直ました！まったり更新ですが、またぜひお越しください((*_ _)) (2020年7月23日 23時) (
レス) id: 5c2ba6f87c (このIDを非表示/違反報告)
chonsa104(プロフ) - お話とても面白かったのですが、名前の変更が反映されず めぐみ という名前になってしまいます (2020年7月22日 0時) (レス) id: 6d074c0df9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まりおねっと通信生徒 | 作成日時：2019年11月11日 23時
