【ら運営】転生したら言葉通じなかったわ【gnki】

1vs2は無理があると思う ページ47

ﾋﾞｭﾝｯ


「あぶな…」



思わず声が出ちゃった。
…接近されると危ないな。

かといって離れてらっだぁさんの魔法を使いたくはない。
ダリアンテと戦う時にあの魔法はとっておきたい。

ドアを出て厨房のきょーさんと合流すべきだけど、ジェネシアの方がドアに近いから近づけない。
どっちにしろ、ここは戦うしかない…！



jn「ВlхТукьmzемqд！！」
ﾌﾞﾝｯ



椅子を飛び越えて一気に間合いを詰めてくるジェネシア。
ナイフで切り付けてくるその瞬間を狙って、手首を掴んだ。

地面に押さえつける。



jn「ーっ！！」

「(きょーさんの魔法のおかげでそんな力入れなくても押さえつけられる、けど…っ！)」



ナイフ怖いって！←

まだ刃物振り回す元気あるのどうかしてるよ！？
その元気殺人以外に向けられないのかなこのお姉さん()



ｶﾞﾁｬ



ドアの開く音。
振り向けば、きょーさんが駆けつけ……




　





dr「……сlваwдП」




……てくれたわけじゃ無くてダリアンテでした。
はい、敵が増えましたね(絶望)

なんできょーさんいないの！？
一週目の時はレウさんが取り落としたコップの音が厨房まで聞こえて駆けつけたのに！

だからこの異変にきょーさんが気がつかない訳がない。



「(こいつ、きょーさんに何かした…！？)」



焦るほど魔力を維持するのを忘れてしまいそうになる。

ダリアンテを見れば、指先が少し血で染まってるのが見えた。



急に心臓が冷えるような感覚がして、脳内に「誰かが死んじゃったなら、またやり直せばいい」って声が響いた。



…まあ、そっか。

二周目と同じだ。
だめだったら死ねばいい。
そうして戻って、何回だってやり直す。

別に、死んだって無かったことになるんだから。




「…ははっ」




乾いたような笑いがこぼれる。

それを見逃さず、ダリアンテは私に向かって走り出した。





………今だ





ﾊﾟｷｯ

dr「！？」




頭上で何か割れる音がして、気を取られたダリアンテは上を向いた。




「(よかった、せっかく仕掛けたのに無駄になっちゃうかと思った)」

ﾊﾟｷﾊﾟｷ


ﾊﾞﾘﾝｯ


氷が割れると同時に、中に入っていた小さな植物が一斉に広がってダリアンテに覆いかぶさった。

昨日のうちに仕掛けた罠だ。
ぐちつぼさんの氷魔法であろえさんの植物魔法を閉じ込めておいたんだよね…！

絶望してると思った？
残念でした、いやー私って演技派(？)だからね。ハリウッド行けちゃうんだよね！

形成逆転？いいえ互角です→←3度目の正直

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