(32)【第一層】イルファング・ザ・コボルドロード ページ33
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12月4日
ディアベル「勝とうぜ!!」
「「「おおーーーーー!!!!」」」
これから、ボス戦が始まる。今の心情は少々不安。人数からすれば全然申し分ない。だが、ボスが途中で武器を野太刀に変更する、という情報を入手できるクエストが見つからなかったのだ。さすが第一層、広すぎる。なので私は直接、ディアベルの死を阻止しなければならない。それができるのか、が不安だ。
第一層のボス攻略はレイド1(ディアベル組)、レイド2(ヒット組)があり、レイド1とレイド2で交代しながらボスに攻撃していく。割り込もうと思えば出来る。よく考えると、レイド2が攻撃している間にボスが武器を持ち替えるかもしれない。その時は多分大丈夫。
考えごとをしているうちにボス部屋の前までたどり着いた。
ディアベルがボス部屋を開く。どんなボスが知っているとはいえとてつもない緊張感を感じる。私は、元テスターと違ってボスは初見なのでキリトよりも緊張は大きいかもしれない。
それに、いくら安全マージンをとっているとはいえ、人数が多ければ死者も増えるかもしれないし、もしかしたら自分が死んでしまうかもしれないのだ。怖いに決まっている。
そして、ボスが登場した。
【ILLfang the Kobold Lord】
レイド2が動いた。レイド1はサポートをする。具体的には取り巻きコボルドを倒したり、回復ポットの用意をしたり、だ。
人数こそ少ないがボス戦は順調に進み、レイド2によってHPゲージの一段目が削られた。
そして次はレイド1の番だ。こちらも安定にゲージが削られていったが、ここで衝撃の事実が判明した。
ボスが武器を持ち替えるのは三段目のゲージが削られた後、そこを攻撃するのはレイド1。ディアベルが攻撃順番を決めたのでしっかり自分のレイドが最終ゲージを削れるようにしたのだろう。
二段目のゲージも削られた。次はレイド2の番。これが削り切られたら、私は、ディアベルを。。
かつてない緊張と不安に囚われて攻撃がブレた。そこを見過ごさず攻撃される。レイド1の誰かが援護してくれたので危機は回避できたが危なかった。
そして、キリトが三段目の最後の1ドットを削った。
とても長く感じる時間が過ぎ、
ボスが手にした武器は、野太刀。。。
キリト「全員、全力で後ろに飛べーーー!!」
ボスの奇声でその声はかき消され、周りにいたディアベルのパーティーが攻撃に遭い、スタン状態に陥る。
ボスの野太刀がディアベルを捉えた。
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りりか@(プロフ) - 星猫さん» はい!できました!あと、コメントも消しときました! (2020年7月29日 6時) (レス) id: 4f8eab539e (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - あ;;すみません;;ミリアさんのpcを貸してくれましたので;; (2020年7月28日 22時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
りりか@(プロフ) - 星猫さん» SAO、ドラゴンボール、カゲプロ、東京喰種はよく知ってます! (2020年7月27日 15時) (レス) id: 4f8eab539e (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - りりかさんの知ってるアニメは何ですか? (2020年7月27日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ドラゴンボールです。 (2020年7月27日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りりか@ | 作者ホームページ:http naru1
作成日時:2020年7月26日 17時