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芽生え始めた自分の気持ちを誤魔化すように、話題を変えてAに話しかけた。
「外食控えてるんだ。倹約してて凄いね」
「凄いも何も。お金が無いから倹約するしかないもの」
‥あれ？センシティブな話題に触れちゃった？
他人の家庭の経済状況に首を突っ込んではいけない。
20年ちょっとしか生きてなくても流石にわかる。
私立の医学部の学費って目玉が飛び出る程高額だ。
国立に行ける人は目指すんだろうけど、国立は偏差値がびっくりするくらい高い。
大抵の私立の医学部には成績優秀枠の返還不要の奨学金や、給付金がある。
全額免除になれば国立より更に安いことになるけど、その枠はほんの僅かで。
うちの大学は私立の医学部の中でも偏差値高いから、その中の成績優秀枠をキープするのはなかなか大変だ。
俺も幸い成績優秀者枠になんとか入れてもらってるけど、気が抜けない。
あれ？Aもそうだったような。
まぁ、それでもお金の話題って触れにくいし、スルーが一番なのかな。
そう思ってその話は聞き流そうとしたけど、Aの方からその話題に触れてきた。
「親に反対されてるの‥医者になるの。他学部に行ったのと同じ額しか学費出さない、って言われたから、残りは自分で何とかする！って啖呵切った。一年目と二年目は成績優秀で全額免除だったけど今年は免除にはなったけど全額にはならなかったから‥だからお金無い」
あれ？なんか心当たりがある話だな？
‥だんだんとAの俺を見る目つきがキツくなってきた。
さっきまでお腹すいてヘナヘナして可愛かったのに。
「それってもしかして今年俺が全額免除枠もらったから？」
「本�發�んのせいじゃないけど‥わたしがもっと頑張れば良かったんだけど‥本�發�ん、お金持ちの家系でしょ？医者の子でしょ？華族の持ち物だった建物改修した寮に住んでるって‥あの寮、大学の創設者の末裔が住んでるって噂‥本�發�んじゃないの？そんな人が奨学金なんかもらわなくていいんじゃないの？」
最初はいつものような冷ややかな言い方だったのに、だんだんヒートアップしたのか涙目になりながらAが訴えてきた。
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りぷる(プロフ) - ^_^さん» コメントありがとうございます！嬉しいです♪ 女の子がお相手のお話、また書きたいなぁと思っていました！続編になるか、別の設定になるか分かりませんが、ちょっと大人な感じも混ぜながら書いてみたいと思います。気長にお待ちいただけると嬉しいです♡ (2022年5月19日 18時) (
レス) id: 37903b9c18 (このIDを非表示/違反報告)
^_^ - こちらも読ませて頂きました。どのお話も素敵でした。みんならしさがでていて、楽しかったです！このお話達の続きも読んでみたいし、裏のお話も描いて頂けたらとっても喜びます(*^^*)ご無理の無い範囲でお願いできたら嬉しいです。 (2022年5月19日 14時) (レス) @page43 id: b1e5679418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぷる | 作成日時：2022年2月26日 16時
