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第6話 ページ6

ホームルームが始まる時間になると、担任の先生が教室に入ってきた




「初めまして。俺が今日から1年B組の担任だ。これからよろしく。」




先生が自己紹介や、高校生になるにあたっての基本事項などを言っている間、私は別のことを考えていた。




・・・私はあのイケメンに何をされるんだろう。というか、私のことを知ってたっぽい発言が気になって仕方がない。





ふつう知らない人にもっとかわいく成長してるかと思ったとは言わないはず




でも私は全く記憶にない





私が待ってる男の子はいるけど、彼はとてもやさしくて穏やかだったはずだから、あんな奴ではない。




うーーーーん・・・。






本当にわからない。あいつは誰?私のことなんで知ってるの?





普通に小学校の時に引っ越していった人とか?
とりあえず家に帰ったら小学校の卒アルを見ることにしよう





そんなことをぐるぐると考えていたら、ホームルームの時間が終わっていた。






トイレに行こうと立ち上がった瞬間、知らない人に声をかけられた





「あの、櫻野さん?私、一ノ瀬あいりって言います!よろしくね」





一瞬身構えたけど、ただの女の子だ





「うん。櫻野Aです。こちらこそよろしく」






ラッキー。
入学初日から友達ができたっぽい





「あの、それで・・・」





何か言いにくそうに口をもごもごさせている。






顔がほんのり赤く染まっていることから、なんとなく私に話しかけてきた理由がわかって、暗い気持ちになった。






「Aさんって、あの、さっき話してたイケメンの人と知り合いなの?」





あぁ、やっぱりその話題





「いや、知り合いじゃないよ。今日初めて会った人だから。」






なるべく私の、この微妙な気持ちが顔に出ないよう努めながら答える。






「あ、そうなんだ。亮くんっていうんだよね。かっこいいなぁ。私あんなにかっこいい人初めて見た。一目ぼれってやつなのかなぁ」






え、何この流れ。私に、あいりちゃんを亮に紹介しろって遠回しに言ってるよね。
そんなことできるほど仲良くないし、でも断ったらこれから同じクラスでやってく友達と気まずくなってしまう。






「ごめんね。私も今日出会ったばかりだから、いきなり紹介はできないかもしれないけど、また話す機会があったらそれとなく言えるかもしれない。」

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メラ - viaさん» ありがとうございます!そう言っていただけると、元気もらえます(o^^o) (2020年6月6日 12時) (レス) id: 40f63785af (このIDを非表示/違反報告)
rin - viaさん» めちゃくちゃうれしいです!ありがとうございます! (2020年6月6日 12時) (レス) id: d007864731 (このIDを非表示/違反報告)
via - すごく面白いです!展開が楽しみ…この後どうなるんだろう!最高です!!応援しています! (2020年6月6日 11時) (レス) id: 124b642d9c (このIDを非表示/違反報告)
メラ - rinさん» ありがとうございます!やることが一区切りしたのでまた更新する予定です! (2020年6月5日 1時) (レス) id: 40f63785af (このIDを非表示/違反報告)
rin - とっても面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月30日 22時) (レス) id: d007864731 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メラ | 作成日時:2020年5月30日 22時

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