結局人間顔ですか？２

第２６話 ページ7

「できたよ〜。待たせてごめんね！」

「全然まってないネ！」

「腹減った〜」

「「「いただきます」」」

「んん〜おいしいアルー」

「なんで普通のカレーでこんなにうまいんだ？」

「銀さん辛いの苦手だからチョコとかリンゴとかいれて甘くしてるの！」

「確かに甘い」

「甘すぎるね。銀ちゃんはもうちょっと大人になるアル」

「神楽ちゃんにはちょっと甘すぎた？ごめんね」

「カレーは美味しいヨ！でも銀ちゃんはもっといろんな面で大人になるネ！」

「どういうことだおら！ガキは黙って卵かけご飯でも食ってな」

銀さん、ガキと卵かけご飯関係ないよ？

私も卵かけご飯好きだし。





なんだかんだで夜ごはんも食べ終わってお風呂にも入った。

「ふう〜気持ちよかった！」

「お風呂上がりのAは格別にエロイね！かわいいアル！」

「ははっありがと？でいいのかな？」

エロイは褒められてるのかわからないけどかわいいは褒めてるんだよね？きっと。

「ほんっと風呂上がりのお前ってエロイよな」

「銀さんが言うとただのセクハラだよね？」

「男はみんな下心にまみれてるんだっつーの」

「そんなこと真顔で言わないで」

下心にまみれてる人なんて銀さんだけだっつーの！

新八さんも土方さんも近藤さんも晋助も絶対違うから！沖田総悟は知らん！

「あっそうだ！私今から散歩行ってくるね！」

「いつもの夜遊びアルか！？」

「いつも別に夜遊びしてるわけじゃないからね！？ってもう、行ってきます」

万事屋はとっても楽しいし居心地はいいけど夜の散歩も楽しいからね！

ちょっと歩いてると前方から見慣れた顔、見たくない顔を見つけた。

げっ

「Aじゃないですかぃ」

「どうも」

沖田総悟め！なんでこんな時間にほっつき歩いてんの？まあ私が言えた義理じゃないけどさ。

「こんな時間に何してるんですかぃ？」

「少し散歩ですよ」

「お風呂上がりですかぃ？まだ髪がぬれてらぁ」

「ええ、まあ」

髪ぐらい乾かしてくればよかったかな？そんなことよりもこの場を早く立ち去りたいんだけど？

「それでは失礼します」

「ああ、ちょっと待ってくだせぇ」

沖田総悟の横を通ろとしたら腕をつかまれた。

何！？触んないでほしいんだけど？っていうか今すぐ離せこら！

「一緒に散歩しやせんか？」

えっ！？なんで！？

すごいやだめっちゃやだ。断りたいんだけど！？

でも断ったら変に思われるかな？

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