第１７話 ページ18
さてさて、新八さんの家で素振りをしてすっきりした後は銀さんと神楽ちゃんと万事屋に帰ってきてのんびりしてます。
「って、のんびりするんじゃなくて仕事探さなきゃ！」
「んあ？あ〜そうだったな」
ソファーでジャンプを読んでいる銀さん。本当に好きなんだね。ジャンプ
「おーい！万事屋〜」
外から声がする。チャイム押せばいいのに。
「誰アルか？こんな夕方に」
「客だったらもう閉店って言って帰ってもらえよ〜」
ジャンプに夢中な銀さんはお客さんにも興味ないらしい。
「銀ちゃーん！ゴリラアル」
ゴリラ？あ、近藤さんか。
「あ？」
「よう万事屋、邪魔するぞ」
近藤さんは中に入ってきて寝転がっている銀さんを見た。
「何の用だよ？今日はもう閉店だ。明日また出直してこい」
「せっかく来たのに追い返すのかよ」
「姉御ならいないアルよ」
「お妙さん目的じゃないから！！」
「で、何しに来たんだよ」
近藤さんはそうだったといって私を見た。あれ？私に用？
「Aさんに用があってな」
「Aの身体目的アルか！？ダメアル！！」
「違うから！！」
神楽ちゃんったら。近藤さんには妙さんっていう好きな人がいるんだからね。
「なんでしょうか？」
「えっと、総悟に聞いたんだが仕事を探してるんだってな」
「はい」
なんだろ、あっまさか仕事持ってきてくれたとか？
「その、よかったら真選組の女中として働かないか？」
「女中ですか？具体的には何を？」
「料理とか掃除とかいわゆる雑用的なのをする仕事なんだが…人手が足りて無くてな」
料理も掃除も私大好きだからいい仕事かも。
「給料ももちろんそこそこは出せるし」
「本当ですか！」
「ああ、考えといてほしい。もし、その気になったら真選組に来てくれ。じゃ、邪魔したな」
近藤さんは忙しいのか足早に去って行った。外から待っててお妙さ〜んって聞こえたのは気のせいってことにしよう。
「銀さん！私真選組で働いてこようと思います！」
「え〜、あの税金泥棒のところで働くアルか？」
「うん、お金稼がなきゃいけないから」
「万事屋出てくのか？」
「銀さん私のこと追いだしたいの？仕事先が見つかったとしても住むところは決まってないからね？」
「万事屋にいるならいいヨ！」
「まあ、好きにすればいいんじゃねーの？」
「うん。働くね！あっでもここは居心地いいから二人が嫌じゃないならいさせてよ？」
「おう。好きなだけどうぞ」
なんだかんだ銀さんは優しい。
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いずみ(プロフ) - 沖田夕重さん» 読んでいただきありがとうございます。亀更新ですがこれからも読んでくださると嬉しいです！ (2019年3月25日 20時) (
レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
沖田夕重(プロフ) - とても面白いです！夢主ちゃんが憎めなくて魅力的なキャラだと思います。更新頑張ってください！ (2019年3月25日 20時) (レス) id: e33e8487ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いずみ | 作成日時：2019年3月5日 16時
