第19話 ページ20
さてさてみなさんこんにちは。
私が真選組で働き始めてから1週間が経ちました。
特に何もなく、平和な毎日を過ごせています。沖田総悟のことは気づかれない程度に避けてるし。
あっでも土方さんとかはまだ会ってないかも。そもそも女中は真選組の人にそんなに会わないのかもしれないし、いいけどね。
7時ごろ、今日の仕事をようやく終えた。
普段は5時に帰るんだけど、今日の掃除場所は汚すぎて時間かかっちゃった。
「お疲れさまでした。お先に失礼します」
まだ残っていた先輩女中さんたちに声をかけて屯所を出る。
そうだ!いったん万事屋に帰ってご飯を食べた後は久しぶりに晋助のところに行ってみようかな。いるかな?
ガラガラガラ
「ただいま〜」
「おかえり」
万事屋に戻るとソファーに寝そべる銀さんを見つけた。
「またジャンプ読んでるんだね」
「今日発売日だったからな」
「そんなんだからすぐお金なくなっちゃうんだよ。っと、神楽ちゃんは?」
「新八んちに遊びいってるー。夜飯はいらないらしい」
「なるほど!じゃあ私と銀さんの分だけだね!ちょっと待って」
台所に行ってササっと夜ご飯を作り、銀さんと向かい合って食べる。
「仕事はもう慣れたのか?」
「うん。先輩のおばちゃんたちはみんな優しいし!」
「真選組のやつらにナンパされたりしてねーよな?」
「大丈夫だよ。仕事中は割烹着にマスクして顔も見えないし、そもそも真選組の方々は私に興味なんかないだろうしね」
「わかんねーぞ。総一郎君とか多串君とか」
「いや、誰」
総一郎君は多分沖田総悟だよね?でも、多串君?本当に誰!?絶対私の知らない人じゃん。
「ドSとマヨラーだよ」
「多串君って土方さん!?どうしてそうなった!?」
「あー、そういえばそんな名前だったような」
「ほんっと人の名前覚えるの苦手だね銀さんは」
「とにかく、変なことされてないよな?」
「されてないってば、私なんか認識もしてないっちゅーの」
ただの掃除の人くらいにしか思ってないって。
「わかんねーぞ。お前かわいいし」
「銀さんってそういうことスラっというよね」
もちろん私は照れたりしないよ?だって私がかわいいのなんてわかりきったことだし。
「事実だろ?」
「ありがとうでいいのかな?ほめてくれてるんだよね?」
「一応な。お前ほんと整った顔してるよな」
「はは、ありがとね」
ほんと、銀さんは素直な人だな。
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いずみ(プロフ) - 沖田夕重さん» 読んでいただきありがとうございます。亀更新ですがこれからも読んでくださると嬉しいです! (2019年3月25日 20時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
沖田夕重(プロフ) - とても面白いです!夢主ちゃんが憎めなくて魅力的なキャラだと思います。更新頑張ってください! (2019年3月25日 20時) (レス) id: e33e8487ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いずみ | 作成日時:2019年3月5日 16時