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第11話 ページ12

「万事屋、見えてきたのでここでいいですよ」

「ほんとでさぁ。いつの間にかついてらぁ」

「では失礼します」

お礼なんて言ってあげない。

言おうと思うだけで嫌だから。

「じゃ」

沖田総悟はくるりを来た道を引き返していった。

なんで沖田総悟も私がキャバクラで働くのを嫌がったの?関係ない事でしょう?

ガラガラガラ

「ただいま」

そーっと万事屋のドアを開けて中に入る。

なるべく音をたてないようにして。いつの間にか12時を回ってたから神楽ちゃんと銀さんは寝てるだろうし。

「んあ?おかえり」

中に入るとソファで銀さんが寝っ転がっていた。

「えっと、割と遅くまで起きているんだね。もう12時過ぎてるけど」

夜行性なのかしら?それとも時間に気づいていなかっただけなのかしら?

「お前が遅かったから心配で待ってたんだよ」

「え?あっ遅くなってごめん」

「いいけどよ、どこ行ってたんだ?」

「真選組の人たちに会って。お邪魔してたの。送ってもらったから大丈夫だよ」

「あいつらと?」

「昼間にもあって夜にも合うとは思わなかったけど局長の人とも知り合えたし」

近藤さんのことはもともと知ってたけどね。

「あのゴリラか。誰に送ってもらったんだ?」

「沖田さん」

「あー、神楽が聞いたら嫌がりそうだな」

「昼間も思ったけど神楽ちゃんと沖田さんは仲悪いの?」

「お互いに嫌ってるみたいでよくいがみ合ってる」

神楽ちゃんも沖田総悟が嫌いなのか。気が合いそう。

「さってと、お前も帰ってきたし寝るか〜」

銀さんはふあーっとあくびをして寝室に向かう。

「何ぼさっとしてんだ?お前の布団もこっちにひいてあるからな」

「いろいろとありがとう」

私も銀さんに続いて寝室に入った。

そこにはきれいに布団がしかれていた。もしかして銀さんって意外ときれい好きなのでは?

「おら、電気消すぞ」

「うん」

銀さんに促されて布団に入る。あったかいや。

銀さんたちが助けてくれなければ私は今頃テントの中で野宿だっただろう。ほんとに感謝しなければ。

「銀さん、おやすみなさい」

「おう。おやすみ」

この街には私の知らないことがいっぱいあるだろう。

今日はちょっと不覚にも沖田総悟に出会ってしまって嫌なこともあったけどそれでもいろんな人たちに出会えたし、明日も知らないことを知れるのかな?



ついでにどうすれば沖田総悟とかかわらないでいいか考えとかなきゃ。

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いずみ(プロフ) - 沖田夕重さん» 読んでいただきありがとうございます。亀更新ですがこれからも読んでくださると嬉しいです! (2019年3月25日 20時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
沖田夕重(プロフ) - とても面白いです!夢主ちゃんが憎めなくて魅力的なキャラだと思います。更新頑張ってください! (2019年3月25日 20時) (レス) id: e33e8487ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いずみ | 作成日時:2019年3月5日 16時

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