第11話 味方�� Side:コナン ページ25
学校の帰り道。
少年探偵団の子供達と灰原、カルアの6人で歩いていると、見知った人を発見した。
それに最初に気付いたのは少年探偵団。
なぜなら、俺と灰原、カルアの3人は少年探偵団の後ろを歩いていたからだ。
「ポアロのにーちゃん！！」
元太が元気よく手を振る。
ポアロのにーちゃん、は安室さんしかいない。
そんな安室さんもこちら気付くと軽く手を振り近付いてきた。
買い出しだろうか。
「サンドウィッチの材料が切れちゃってね」
そう言った彼は子供達を一通り見た後、後ろの俺らに視線を移し、俺の隣で止まった。
「誰？」
ん？
お前が誰だよ。
隣の少年、カルアはいつになく子供らしく尋ねた。
しかも、首をかしげるというオプション付き。
「安室透さん。ポアロのお兄さんだよ」
そう説明したはいいが、『ポアロ』がわからなかったらしく、更に首を傾げた。
美形がやると絵になるよな、おい。
「コナン君のお家の下にある喫茶店でお仕事してるんだ。今度遊びにおいで。で、君は？」
安室さんがしゃがみ込み、彼と目線を合わせて告げる。
「沖矢A、です」
「沖矢……？」
カルアがその名を名乗ると、安室さんは少し目を細くしたが、すぐに笑顔になった。
「転校生かな？」
流石安室さんだよね。
『沖矢』と聞いて転校生かと聞くなんて。
確かに新しいメンバーが突然いたらそう思ってもおかしくはない。
でも、本当にそれだけ？
この前まで彼は『沖矢昴』=『赤井秀一』だと踏んでいた。
その可能性を崩したはいいが、まだ疑っているはずだ。
どうやらカルアは安室さんにはバラすつもりは無いらしいし、とりあえずその場は俺が安室さんを急かして切り抜けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 767人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏生莉緒(プロフ) - ミアさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね^ ^ (2019年4月29日 18時) (
レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - とっても、面白いです＾＾ 頑張って下さい (2019年4月29日 18時) (レス) id: ba2dc2fbad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏生莉緒 | 作成日時：2016年8月15日 15時
