第8話 チカラ�� ページ19
「あんたが薬の調合をしたなら……、俺は元に戻れるのか？戻せるのか？」
工藤君が噛みついてくる。
戻せることには戻せるだろう。
また調合すればいい。
けど…
「戻ったら今度こそ組織に殺されるよ。君の周りの人間もね。組織の中で君は死んだことになってるんだから」
わかってるんでしょ、それくらい。
なら、今は無理に戻らない方がいいと思う。
シェリーや僕が見つかるリスクも高くなる。
だから、僕は作る気はないよ。
君の求める薬をね。
「それ以外ならなんでも協力するよ」
ハッキングでもこの頭脳でも。
「要は、組織の全容が明らかになればいいんだな」
そうだね。
組織からの害がなくなれば、元に戻ってもなんの心配もなくなる。
僕が隠し続けていた組織の犯罪。
僕がいなくなったことによってかなり数が減った。
というか、今は僕を探すのに必死で暗殺の方は進んでいないのだろう。
組織の構成員として顔写真が載っていた者たちがちらほかと街中をウロついてるのを見かけた。
もちろん顔写真もハッキングでの情報だ。
「なぜそこまで必死に探すんだ」
「組織にとって犯罪を明るみに出さないのは大切なことなの。それができるのは天才的な頭脳とハッキング能力を併せ持った彼しかいないわ」
シェリー、補足ありがとう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 768人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏生莉緒(プロフ) - ミアさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね^ ^ (2019年4月29日 18時) (
レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - とっても、面白いです＾＾ 頑張って下さい (2019年4月29日 18時) (レス) id: ba2dc2fbad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏生莉緒 | 作成日時：2016年8月15日 15時
