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第77話 従順 ページ40

「……!!」

何も返事をせずに彼女を見つめていると、突然どこからか何かが飛んできた。

え、なに?

「ごめんなさい!ちょっと足が滑って」

何かが飛んで行った先に落ちていたのは、靴だった。

ってか、その言い訳は通用しないと思うけど。

雨上がりでもあるまいし、こんなところで足が滑るわけがない。

しかも、滑ったくらいであんな勢いよく靴は飛ばない。

飛んだとしても、あそこまでの制球力はないだろう。

僕と彼女の間スレスレを通っていったぞ。

ま、だからこそ彼女がパッと手を離して解放されたのだが。

間違いなくそれを狙ってただろ。

「あら、クールボーイ。気をつけてちょうだい」

ベルモットは一瞬眉を顰めたが、すぐに笑顔を浮かべて靴を飛ばした当人に注意した。

彼の意図には気づいてるだろ、絶対。

「何してたの?」

「ちゃっと場所を教えてもらってたの。地図でね」

いや、嘘つくにしてももっとましな嘘があっただろ。

地図見るのに手首掴んで引っ張りあげるかよ。

お互いに嘘が雑だ。

誤魔化したり騙したりするための嘘じゃないにしろ、もっとあっただろうが。

「私はこれで、御機嫌よう、obedient boy(従順な少年)」

ベルモットが颯爽と去っていったということは、靴飛ばし少年、名探偵の思惑通りというわけか。

やり方には些か不満は残るが、助けてくれたことに関してと結果で言うと、感謝を述べなければならないレベルだ。

あのままベルモットに拉致されてもおかしくなかったからな。

あの時の悪寒は半端なかった。

だからとりあえずお礼は言っておこう。

「ありがとう、名探偵」

ため息をついて頭を抱える名探偵に、それだけ告げて僕は帰路に戻った。

第78話 メール Side:コナン→←第77話 従順



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設定キーワード:男主 , 名探偵コナン , 天才   
作品ジャンル:アニメ
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夏生莉緒(プロフ) - ぽんさん» レス遅くなりすみません!大好きだなんて、本当鼻血が出そうなほど嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (6月22日 19時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 更新ありがとうございます!毎日読み返すほど大好きです!これからも頑張って下さい! (5月20日 0時) (レス) id: eadf73325c (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - テトリスさん» 応援ありがとうございます!とても嬉しいです^ ^これからもよろしくお願い致します! (5月19日 20時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
テトリス - やっと追いつきました!面白いですね、頑張ってください!! (5月6日 15時) (レス) id: 39f2732d75 (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - ぽんさん» レス遅くなり申し訳ありません。応援ありがとうございます!とても励みになります^ ^これからもよろしくお願いします! (4月29日 18時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏生莉緒 | 作成日時:2018年9月16日 10時

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