第74話 順調�� ページ34
ポアロに着き、そーっとドアを開ける。
遠慮がちにベルが鳴ったにも関わらず、店内の視線が一気に僕に集まった。
店内の人間をサッと確認する。
いや、名探偵よ。
なぜその女の存在を先に連絡しなかった。
電話で話せないにしてもメールするとか、何か方法はあったでしょうよ。
まぁ、それを今更言っても遅い。
しまった、という顔をする名探偵に笑いかけ、2人の工藤新一に目を向ける。
この際ベルモットは無視だ。
名探偵も僕の意図に気づいたようで、工藤新一を僕に紹介した。
僕は笑顔でペコっと頭を下げ、自己紹介をした。
もちろん、西探偵扮する工藤新一も放置するわけにはいかないので、名探偵に説明を求めると、本人が解説してくれた。
まぁ、知ってるからいいけど。
ベルモットが興味深そうに見てるとか、気にしない。
「何か頼むかい？」
バーボンがコップを拭きながら僕に問うが、丁寧に断っておいた。
ゆっくりする気はないし。
「そうだ、新一に渡すものあったんだ。ちょっと待ってて」
彼女さんがいなくなったその隙を狙うかのように、工藤新一は名探偵に声をかけてポアロを出て行った。
「平次にーちゃん、蘭ねーちゃんに言っといて！僕新一にーちゃん引き止めなきゃ！」
西探偵に彼女への伝達を托し、当然のように彼を追う名探偵。
僕もこの場にあの人達と取り残されるのとか御免だから、名探偵を追う。
「は、ちょ、坊主！なんでワイやねん！」
西探偵の叫びとか聞こえない。
名探偵の目的が工藤新一を引き止めることではないのなんてわかりきっている。
でもね、名探偵。
安心して。
僕の計画は順調だよ。
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真昼 - こんなに私の理想の夢小説あるなんて、、、、。本当に最高です！更新頑張って下さい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (2022年5月5日 20時) (
レス) @page42 id: 5b53c5bf5f (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - すごく面白くてシリーズ一気読みしてしまいました！これからも更新待ってます！！応援してます！ (2022年2月27日 9時) (レス) @page42 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - ぽんさん» レス遅くなりすみません！大好きだなんて、本当鼻血が出そうなほど嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年6月22日 19時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 更新ありがとうございます！毎日読み返すほど大好きです！これからも頑張って下さい！ (2019年5月20日 0時) (レス) id: eadf73325c (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - テトリスさん» 応援ありがとうございます！とても嬉しいです^ ^これからもよろしくお願い致します！ (2019年5月19日 20時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏生莉緒 | 作成日時：2018年9月16日 10時
