第59話 黒�� Side:ジン ページ4
「アニキ、でも、よくわかりやしたねィ」
ここにカルアの出没情報があったのは、ついさっきの話。
どこからの情報だったかは定かではないが、それを調べている最中のことだ。
ウォッカに聞き込みに行かせ、車でタバコをふかしていれば、向こうから歩いてくる黒い人物がミラーに写った。
深くフードを被ってはいたものの、ミラーに写るその容姿は間違いなく探していたソイツのもの。
黒で隠そうが、そのオーラは消えやしない。
ポルシェを目に入れ踵を返そうとするその人物の背中に銃を突きつけたところで、ピクリともしない。
ビンゴ。
ウォッカに対して告げた言葉には呆れたが、その人を馬鹿にした態度も変わりはしない。
これだから天才と呼ばれる人種はいけ好かない。
あの男もそうだった。
全ては自分の思い通りかのようなその目をして、人を見下している。
常に人の先を見ている。
このガキもそうなのだろうか。
また、何かを考え、何かを企んでいる。
俺にはどうしてもそう思えて仕方なかった。
なぜ、このタイミングで姿を現したのか。
今まで、ただの一つも目撃情報などなかったのに。
銃の柄で首筋を殴り気絶させたガキを後部座席に詰め込み、カルアを捕獲したことを組織に報告すれば、告げられた賛辞の言葉。
組織全体に送られたメールを見て浮かれてニヤニヤするウォッカを一睨みし、車を走らせた。
なんにせよ、これで硬直状態だった組織も再び動き出す。
組織も落ちたものだ。
こんなガキ一人に翻弄されるなんて。
そこに自分も含まれていることなど棚に上げておくに限る。
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真昼 - こんなに私の理想の夢小説あるなんて、、、、。本当に最高です！更新頑張って下さい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (2022年5月5日 20時) (
レス) @page42 id: 5b53c5bf5f (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - すごく面白くてシリーズ一気読みしてしまいました！これからも更新待ってます！！応援してます！ (2022年2月27日 9時) (レス) @page42 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - ぽんさん» レス遅くなりすみません！大好きだなんて、本当鼻血が出そうなほど嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年6月22日 19時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 更新ありがとうございます！毎日読み返すほど大好きです！これからも頑張って下さい！ (2019年5月20日 0時) (レス) id: eadf73325c (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - テトリスさん» 応援ありがとうございます！とても嬉しいです^ ^これからもよろしくお願い致します！ (2019年5月19日 20時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏生莉緒 | 作成日時：2018年9月16日 10時
