第77話 従順�� ページ39
神出鬼没にも程があるだろ。
なぜ僕がここを通ることがわかった。
まさかさっきの会話聞かれてないよな。
いや、そんなヘマはしない。
気配が現れたのは名探偵と分かれてからだし。
掴まれた手を力一杯引っ張るが、やはり子供の力。
相手は女といえど、力の差は歴然。
さぁ、どうする。
「細いわね」
掴まれている手首をグイっと引き上げられ、ツンのめる。
「細くて力がない」
当然だろ、子供なんだから。
そして、身長差考えろ。
腕が外れる。
「何を見ての表情だったのかしら」
僕の手に握られているスマホを覗き込んだ彼女は整った顔に不機嫌さを浮かべた。
それでいいのか、大女優。
「今日の夕飯は何がいい？」
画面の文字を追いながらベルモットが告げる。
「貴方の叔父さまからかしら？」
沖矢昴と書いてあるのだからそうだろうね。
「こんな内容であんな表情するのね」
突然お世話になることになった人に優しくされて、複雑な感情の小学生なんてそんなもんだろう。
「貴方、本当に何も話さないわね」
そう、ここまで僕は無言を貫いている。
もちろん、間に「離して下さい」っていう言葉は挟んでいるさ。
こんな状況でなんの反応もしない小学生がいようか。
「とても従順。それでいて綺麗」
その言葉と女の表情に、ゾクっと背筋に寒気を感じた。
あぁ、以前言っていたっけ。
彼女は、白を染めるのが好きなのだと。
僕としたことが、忘れてた。
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真昼 - こんなに私の理想の夢小説あるなんて、、、、。本当に最高です！更新頑張って下さい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (2022年5月5日 20時) (
レス) @page42 id: 5b53c5bf5f (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - すごく面白くてシリーズ一気読みしてしまいました！これからも更新待ってます！！応援してます！ (2022年2月27日 9時) (レス) @page42 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - ぽんさん» レス遅くなりすみません！大好きだなんて、本当鼻血が出そうなほど嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年6月22日 19時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 更新ありがとうございます！毎日読み返すほど大好きです！これからも頑張って下さい！ (2019年5月20日 0時) (レス) id: eadf73325c (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - テトリスさん» 応援ありがとうございます！とても嬉しいです^ ^これからもよろしくお願い致します！ (2019年5月19日 20時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏生莉緒 | 作成日時：2018年9月16日 10時
