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「学校が一緒なんだから、いつだってできるだろ？」
穏やかに返せば、リョーマ君は納得いかないとでも言いたげな顔をした。
まぁ、試合をする気などさらさらないけど。
「また……、また試合したいっス」
今度は静かだが、切原君の声が聞こえる。
汗もひいてラケットをしまい、バックを持っていた。
「真田と幸村に勝ってから言いなよ。そういうことは」
笑顔で告げれば、彼は苦い顔をした。
「俺が手塚部長に勝ったら試合してくれる？」
今度はリョーマ君だ。
なんて我が儘なんだろうか、今時の後輩は。
「負けたんだろ？」
「次は勝つし」
「そう、手塚に伝えとくよ」
いつのまにか桃城君が持っていてくれた鞄を受け取り、俺はその場を去ろうと彼らに背を向けた。
「ちょっと待てよ」
あ、他にも何人かいたことを忘れていた。
切原君と話していたから、きっと彼らもテニスをするのだろう。
これ以上テニス部に関わるつもりはない俺は、言葉を返すつもりはないが足を止める。
「お前、何もんだ？」
「神凪A。ただの、青学バスケ部だよ」
「バスケ部がこんなに強いわけあらへん」
偉そうな奴の次は関西弁か。
個性が豊かだな…。
「そんなこと言われても…、事実だし」
「関東大会では俺様が勝つから覚悟しておけ」
「いや、だから俺バスケ部だから……」
あれ、聞いてなかったのかな？
それとも頭が弱いだけ？
まぁいいや。
これ以上話すことはない。
俺はそこにいた全員に後ろ手を振るようにしてその場を去った。
そのあとリョーマ君や切原君が質問攻めにあったなんて、俺は知らないし関係ない。
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夏生莉緒(プロフ) - 夕霧さん» コメありがとうございます！コメ頂けると更新の活力になります！頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いいたします^ ^ (2018年8月9日 16時) (
レス) id: e266ffce5d (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - 鈴さん» コメありがとうございます！これから過去編に入ります！末永〜〜くお付き合い頂けると嬉しいです^ ^ (2018年8月9日 16時) (レス) id: e266ffce5d (このIDを非表示/違反報告)
夕霧 - 次がとても気になります!これから更新頑張って下さい！ (2018年8月2日 1時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 夢主くんの性格がどストライクすぎて好きです！続きが気になりますね！更新頑張ってください応援してます！！ (2018年6月3日 19時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏生莉緒 | 作成日時：2018年5月17日 23時
