インクと仲が良いあの子はAUの見張り人【AU】 5

214.恐れていること ページ14

ｸﾛ「で、仲直りできたんですね」


『うん！』


例の件から次の日。私はクロスの所に来ていた


ｸﾛ「Aが元気になってなによりです！ずっとこのままだったらエピックに頼んでインクぶん殴りに行く所でしたよ！」←


『う、うん。気持ちは嬉しいけどやめてね？』


ｸﾛ「…それで。ガスターはどうするんですか？」


『アイツには存在自体はないからね…多分バグの体に乗り移るか。また私に何かをしない限り大丈夫だと思うよ…


ただ、一つ恐れてることがある』


ｸﾛ「恐れてること…？」


『…今は心配させたくないし言えないよ。でも、もし本当にそんな事が起きたら説明するよ』


ｸﾛ「…頼ってくださいね？」


『それは勿論だよ！』


ｸﾛ「あ、そういえばタコス作ったんですよ！取ってくるから待っててくださいね！」


『ありがとう』


返事をするとクロスは直ぐさま立ち上がってタコスを取りに行った




『…Xキャラ。君ならもう分かるよね？一番、恐れてることが』


Xｷｬ「…そうか、君には僕が見えてるんだったね」


『…うん。で、当ててみなよ。私が恐れてること』


Xｷｬ「…痛いほど分かるさ。アイツだろ…？僕達の幸せを奪ったアイツ」


『そそ、Xガスター。アイツのソウル。私が感情ないときに存在消しちゃったんだよねぇ』


Xｷｬ「アイツはまだ僕のソウルを半分持ってる…。アレさえ取り戻せば僕は元に戻れるのに…！！」


『お？他の人間からソウルを奪うのはやめたのかーい？』


Xｷｬ「悪い？//」


『ううん〜？いいと思うよ？


で、本題に戻るんだけど…。私達が最も恐れてるのは"上書き"の存在だよ。アレはAUの全てを変えることができるコマンド。そんなアイツと私の所のガスターが手を組んだら…


どうなると思う？』


Xｷｬ「間違いなく物語は悪い方向へと進むね」


『…話変わって悪いんだけど。ねぇ、Xキャラ。兄弟に、Xフリスクに…会いたい？』


Xｷｬ「勿論。けど、君の力でも…無理なんだろ？」


『…うん。けど、私は自分の力の可能性を信じたい！！だからさ、期待させてしまうことになるけど…



少し、時間をくれないかな？』


Xｷｬ「！」


『今の私には無理でも、このあとの私にならなんとか出来るかもしれない

君がインクとの事で恐れているのも分かる…けど


信じてくれない、かな？』



Xｷｬ「…君は、あの大嘘つきなインクとは大違いだ

あぁ、信じるよ…！」


『絶対に助けるから』

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