彼に溺れる ymmt (闇落ち) ページ17
「おはよう!朝ごはん作っておいたよ!一緒に食べよっか!」
「学校、途中まで一緒に行こっか!」
「僕こっちだから、また後でね!」
「おかえり!今日もお疲れ様!先にお風呂はいっておいで!」
「おやすみ!一緒にギューして寝よっか!」
可愛い可愛い山本くんは私の彼氏です。
それはそれはハイスペックで、家事から何までやってくれて優しいんだけど、やっぱりそれは彼女として働きたい訳で。
でもこれがまた簡単じゃなくて。
初めて山本くんより早起きして朝ごはんを作った時は。
「え!?朝ごはん作ったの!?怪我してない!?包丁使ったの?危ないでしょ?ご飯は僕が作るからAちゃんは忙しいんだから、ちゃんと朝くらい休んでね?」
って言われて。
洗い物をしようとすると、
「Aちゃん!綺麗なお手手が荒れちゃうよ!僕がやるからね!大丈夫だよ!」
こんな感じで止められてしまうから、なかなか出来なくて。
理由を聞いてみたんです。
「ねぇ山本くん?なんでそんなに私のこと心配してくれるの?私だって一応大人なんだよ?」
「そりゃ心配するよ、僕の大事な大事な彼女なんだから」
だそうです。
少し彼の愛が重いんじゃないかって?私も一度心配になって、友達に相談しました。
一回ちゃんと話な、あんたの気持ちも踏まえてねって友達は言っていました。
なので今から山本くんと大切なお話をします。
続きます
151人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「QuizKnock」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しろまる | 作成日時:2019年8月6日 14時